竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



信州上田とか、秘密の打ち合わせ、とか…

 内緒よエンジェル♪〜竹村です。 

 

 

昨日は信州上田、へ。

 

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昨年後半から何度か来てます。

 

真田丸が終わって、少し人が少なくなった感じ、かも。

 

 

今日は今月上田にて開所となった「就労移行支援事業所」に、この事業を検討中の方をお連れしました。

 

Shienグループ本部の上原社長も立ち上げ支援で来られてたので、面談。

 

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事業所からの景色が素晴らしいっ❗️

 

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WANDSのOオーナーから、開所2週間の手応えなどお話いただきました。

 

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上原社長はポケモンGO!中(笑)。

 

 

 

そして、上田から戻って、ちょっと秘密の打ち合わせ?

 

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ただ併設すりゃイイなら簡単な話ですが。

流行ってるモンと流行りそうなモンをくっつければイイってほと簡単じゃないので。

 

アイデア出し、ですね。

 

本日はこんなところで。

  

関西の電車は早いっ! スカイマークは安いっ!

海鳥よ一緒に競争してみない? 岬のカーブ〜♪ 竹村です。

 

一昨日夕方から関西方面へ。

滋賀県地区の物件を、エリアをいくつか見に行きました。

 

県庁所在地である大津をはじめ滋賀県西部の都市は京都、大阪へのベットタウンとして人口も増えてます。

 

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滋賀で物件を18時半までみて、夜は三宮(神戸)へ移動。

 

 

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関西地区で電車移動するといつも感じますが、電車が速いっ。

 

快速、新快速という類の電車のスピードが半端ない(笑)。滋賀県の大津から1時間ちょっとで京都、大阪をつっきって兵庫県の三宮まで行くんですから。

 

全く知らない関東人なら大津から京都で新幹線に乗って新神戸まで、なんて考える人もいるはずです。

 

これだけ電車が速くて便利なら滋賀が京都、大阪のベットタウンになるのは当然ですね。

 

 

 

神戸の夜は「就労移行支援」事業を明石で取り組むオーナーさんと会食。

 

このオーナーさんはとあるへなちょこFCに加盟して苦労している方。今回の新偉業で一気にその流れを変えます。

 

最初反対していた奥様も少しづつ理解をいただけてきたようで…

 

これが役立ったようで何よりっ(笑)。

 

www.youtube.com

 

 

翌日は昼から東京で今週2件目の「資格スクエア・リアル」の見学&鬼頭社長との面談があるので、午前中に戻ります。

 

いつもなら新幹線ですが、今回は気分を変えて飛行機にしてみました。

 

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2日前予約でもスカイマークだと新幹線のグリーンより7000円も安いんですね〜。

 

そして飛んでしまえば、50分。早いっ。

 

 

本日はこんなところで。

 

 

「資格スクエア・リアル」・「心身健康倶楽部」〜新FCも着々と進んでます!

ゴメンナサイわざとつけたの、恋のmarking〜♪、竹村です。

 

 

 

昨日は資格スクエア・リアル検討先の五反田校見学のアテンドがありました。

 

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基本的には「自習室」に近いスペースですから、教室をみてナルホド!ということはないんですが(笑)。

 

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見学の後は鬼頭社長から様々な話を。

 

0次募集のFC第一号が大阪、梅田で先月開校してますが開校してますが、それに続くか?

 

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そして、夜になって物件内覧は心身健康倶楽部。

こちらも大阪エリアに続く0次募集としては2店舗目、になる予定。

 

 

そして夕方からは同じく0次募集中の心身健康倶楽部の物件内覧に。

外は暗い時間になってしまいましたが。

 

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場所はまだ秘密、ですがこの駅近の物件はイケそう、ですね。

なにしろ駅近というか線路沿い。物件の正面はこんな感じで。

 

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こちらはまだ条件交渉とか残ってますんで確定ではないですが、0次募集中の新規FCも着々と進んでいる、ということで。

 

ということで、こちらのブログはこんな感じで、竹村の日々の動きをリアルに伝えていく、という感じで今後更新していきます。

 

今後ともよろしくお願いします!

 

Shienグループの「就労移行支援」事業が好調、すでに全国20拠点!

自由に飛べばいい 夢をあきらめないで、竹村です。

 

前回に続きShienグループの障がい者「就労移行支援」事業についてのシリーズです。

 

 

一切の営業をしない、どころか募集すらしていないのに!?

前回書いたとおり、当初は「フランチャイズ的に」運営できるかどうか、それすらもテストで始めたわけですから、もちろんFC募集はしていません。

それでも武田塾のFC展開などでA.verがやっているこの事業を知り、関心を持つ方はいました。そのような方に対して、本部である「Shienグループ」の上原社長が、行政への書類申請の仕方から他仕上げを手伝っていく、という形で、「FC的」な展開が始まりました。

最初は3名の方。一人はA.ver林社長の昔からの友人、そしてエコランドリー マンマチャオを経営しているオーナー1名、そして武田塾の説明会に来た方がこちらに乗り換えて、計3名です。これが2年半前のこと。

もちろん本部と加盟店という関係の「契約書」は用意しましたが、それ以外の事業説明や募集案内のパンフレットなどは無し。ホームページすらありません。外部に広く告知をしてやりたい方を集めていく、という発想がありませんので必要なかったわけです。

 

 

全事業所好調な実績、そのノウハウとは!?

その3名の方が順調に立ち上がっていったことから、「次」につながっていきます。最初にやった方々の動きをみて、自分もやりたいという方が一人、二人とでてくるわけです。

事業としての派手さはないのですが、やることをキチンとやれば毎月確実に利用者が増えていく、という安定感があり私も「こういうFCはあまりないかも」と感じ出しました。普通のFCより「安定して立ち上がる」のです。

立ち上げに苦労する=想定した事業シミュレーションと大幅に狂う、というところが出ないのは、やはり「利用者の集客」が他のビジネスに比べてハードルが低い、ということでしょう。

ただこう書くと「本人負担ゼロの利用者を20名集めればいい」それは簡単でしょ!誰でもできるでしょ!と思われる方がいると思います。ところが、この障がい者「就労移行支援」でも失敗する方はいるのです。私の知人の社長でも最初の申請段階で挫折した方、立ち上がらずに撤退(事業譲渡)した方もいます。地域で競合を調べてみると、10名前後の利用者で止まっている施設も多いのです。

ところが「Shienグループ」は開所1年で売上350〜450万は普通、500万超えの事業所も複数ありトップは600万超えで安定しています。

この実績はやはり「そこにノウハウがある」から達成できる数字です。

 

 

初めての一般からの募集を開始!

 初めはFC化に反対したところから始まったこのビジネス。今では私からみても「今までみてきたFCでこんなの見たことない」という域まできました。現在開所で15、申請中、開所準備まで合わせれば20事業所の規模まで拡大しました。

そして「Shienグループ」で開所したところと、そうでないところでは実績が違う、という状況もつくれていますので、今年の夏からFCとしての募集の準備を開始しました。その初告知がこのフランチャイズ・チャンネル、です。

 

www.youtube.com

 

上の動画でも話しましたが、竹村の25年のFC業界の経験を思い出しても、なかなかFC1号店から10連勝、15連勝というFCはないのです。

 

これまでの「フランチャイズ」という概念では理解頂けないところがあるとは思いますが、FCビジネスの本質である「先に加盟したオーナーの満足度高ければFCは自然拡大していく」というところは、そのとおりであると実証している感じです。

 

「FC募集を解禁した」といっても広告を出したりして広く集めていくつもりはありません。我々のネットワークからの情報発信で、確実に増やしていきたいと考えています。

 

本日はこんなところで。

 

 

Shien(支援)グループの就労移行支援事業のフランチャイズ「的」展開について

白い冬薔薇にカードをそえるわ〜♪、竹村です。

 

 

今回から、今竹村の支援しているFCの中で問い合わせが急増している「就労移行支援」事業について2、3記事UPしたいと思います。

 

「就労移行支援」ってどんな事業?

一言で言えば「障害をもった方の企業への就職を支援する」事業所を経営するビジネスです。国の障害者自立支援法という法律に基づくビジネスで、基準を満たした方が、再就職のを目指してこの事業所に通えば、利用料は国保連が負担、つまり無料で再就職のための予備校に通える、ということなのです。

先日「マンマチャオ」「武田塾」「資格スクエアリアル」「心身健康倶楽部」そしてこの「Shienグループ」の本部社長が集まる合同セミナーを企画しましたが、その中でもこの「就労移行支援」事業が一番人気でした。

 

実は「武田塾FC」の支援が縁でこのビジネスを知る

竹村がこのビジネスの存在を知ったのは約3年前。実は「武田塾」の本部である株式会社A.verが当時2拠点展開していたのです。決算書の数字などをみると非常に儲かっていました。毎月国から入金されるので安定性もある。林社長に聞くと「武田塾は10年近く前からやって儲かってますが、どうも5校、10校と増やせるイメージがもてない。なのでとある社長から紹介されたこの事業を2年前に始め、安定していてすごくいいビジネスなので、2拠点目も出した」とのことでした。

「武田塾」御茶ノ水本校の近くでやっていた「就労移行支援リバーサル」を見せてもらいました。ところがイメージと全く違う。いちばん驚いたのは一見、スタッフと利用者の区別がつかなかったことです。つまり「障がい者」といっても身体に障がいを持つ方ではなく精神障がい=うつ病や総合失調症などで、普通に会社勤めることが難しい、という方が利用者のメインだったのです。

 

「武田塾」の第一発見者である上原さんがこのビジネスに目をつける

「武田塾」のFC展開はとある塾の会合で林社長と出会った大手塾の取締役が、林さんに「FCをさせて欲しい」と申し出たところから始まっています。その大手塾の取締役は「武田塾」と合わせてA.verがやっていたこの就労移行支援事業も気に入り、こちらもFCとして加盟させてくれ、という話になったのです。

 

その大手塾の取締役こそ、今、Shienグループの社長である上原さんです。フランチャイズ・チャンネルに登城しています。

 


就労移行支援事業について詳しく教えてください!!|フランチャイズ相談所 vol.48

 

長年学習塾業界をみてきた上原さんにとっては、「授業をしない」という武田塾にもビックリしたわけですが、もっと驚いたのがこの就労移行支援事業だった、ということです。確かに個別学習塾を成功させてきたからみたら、この就労移行支援のビジネスモデルは、即成功イメージがわく、というのもわかります。

 

本人負担はゼロで月謝20万の生徒が20人いる、というわけですから。

 

 

そこから3年Sienグループ(支援)は15拠点を超える事業に成長

実は、当初は竹村はこの事業をフランチャイズとして展開するのには否定的でした。一気にFC展開し、その後グレーな部分を行政に指摘され、チェーンとしてダメージをうけ介護デイサービスの茶話本舗の事例などから、様々なリスクを考えました。利用者の負担がなく国の国保連が負担するというのは、集客が圧倒的にしやすい反面、経営の自由度が制限され、FC展開には向かないのでは、とも考えました。

ただ逆に考えれば茶話本舗の失敗事例を研究し、行政との関係の中のリスクをつぶせば、展開できる可能性も感じました。何よりその時点でほとんどの人が知らないニュービジネスであり、経営の自由度がない、というのも、だからこそ競合との価格・サービスの競争がない、ということです。

結局、林社長、上原社長と話し合って「看板は統一せずに」に「Shienグループ」としてフランチャイズのメリットを活かす形で展開することを決めました。このとき、フランチャイズ的な契約にするのではなく、開業支援コンサルのような形でるべきでは?というのが議論の焦点だったのですが、3年たって考えれば、フランチャイズ的展開の道を選んだことは大正解でした。

Shienグループで開所された方は、みな順調に立ち上がり安定した事業所を運営されており、「FC的にみても」成功と言えるからです。

 

次回は「なぜ成功したのか」について書きたいと思います。

金曜日更新予定です。

 

杉山清貴「最後のHoly Night」当時誰も悲しい歌詞の意味なんて考えてませんっ(笑)〜メルマガ配信しました

いいえ先約があるの残念ね 心に秘めてる人なのよ、竹村です。

 

本日は日曜日、メルマガ配信のお知らせと、本日の一曲で。

 

メルマガは14時に配信しています。もし確認できていない方がいらっしゃいましたら「まぐまぐ」の方でご確認下さい。(全てのバックナンバーが見れます)

知って差がつく! 新フランチャイズ発想法 [まぐまぐ!]

 

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今週号の目次です。

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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>今週のフランチャイズチャンネル
4>フランチャイズ ズバリこの一言
▼フランチャイズなんだからフランクにいきましょう!
5>Q&Aコーナー
▼全店舗黒字、というFCは存在しますか?
6>今週の赤ペンチェック
▼それが歳をとるということなのだ。
「実践 快老生活」 渡部昇一 著
7>竹村義宏物語 第44回
▼FCブローカーにはなりません!
8>編集後記<GI チャンピオンズC予想>

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「ズバリこの一言」のコーナーの参考資料はコチラです。

槍族と斧族

 

この帝国の下で「自由」を持っていたのはフランク族だけでした。ここから「frankly speaking(=正直に言うと)」の成句でお馴染みの「frank(フランク=率直な)」の意味が生まれました。契約店に経営の「自由」を与える形態「franchise(フランチャイズ)」も同源の言葉です。 

 

なかなか、「深い」ですよねぇ(笑)。

 

「赤ペンチェック」のコーナーで取り上げたのはこの本。

 

実践・快老生活 (PHP新書)

実践・快老生活 (PHP新書)

 

 

メルマガで書いた「竹村健一 世相を斬る」をYouTubeで探しましたが、流石にありませんでした。残念。

少し近いこの音声動画が拾えました。

 


竹村健一 渡部昇一 日下公人 世相鼎談 20世紀を総決算してみたら日本は勝ったんだ!

 

これ1999年の収録、だそうで。「20世紀世界で勝利したのは日本だ!」と。日本は戦争には負けてけど経済で勝利したのだ、と。それは僕が言ってるんじゃなくてP.ドラッカーが言ってるんだと。言い切る渡部昇一先生の論説を最初の3分くらいでも聞いてみて下さい。

 

 

 

ということで、今夜の一曲はコチラで。

 


最後のHoly Night 杉山清貴

 

当時の時代感も伝わるいい動画ですね。

 

1986年。当時男子大学生のほとんどが車を持っていて、あの冬、助手席に女の子を乗せた車内ではこの曲が流れていた、はず(笑)。

 

♪Last Christmas Eve for you

なんて美しいメロディに肩を寄せ合ってたんだと思いますが、歌詞は元カノから「謎をかけるように」届いたクリスマスカードに、過ぎ去りし恋に想いを馳せる、という悲しい内容。

 

♪First Christmas Eve for two

♪新しいそのドレスとても似合うね

 

この「新しいドレス」というのはおそらく結婚する彼との、ウェディング・ドレス、なんだと思います。

 

そんなこと当時誰も考えず「この曲大好き♡」と言ってたはず(笑)。それでいいんです。恋人たちのXmas!ですから。

 

 

最後に「GI予想 チャンピオンズC」。いや〜6人気の◎サウンドトゥルーはメルマガに書いたミタテどおりの炸裂。そして最後の1ハロン、大外から穴指名した11人気カフジテイクが凄い脚で伸びてきた一瞬、夢見ましたね(笑)。

クビ差、ですか〜(涙)。

 

三連単8−2−1でも1517倍、ありましたからね。

 

万が一、万万が一アウォーディーが消えた5−4−1なら13916倍!!!

これ300円あったんで400万超えの払い戻し、じゃないですか(笑)。

 

ま、また来週ですね。

 

本日はこんなところで。

 

杉山清貴 GREATEST HITS(デジタル・リマスター)

杉山清貴 GREATEST HITS(デジタル・リマスター)

 

 

ビックマックを生み出した「伝説の加盟者」マイケル・デリカッティ氏の話

通りには迷い子の白い猫、竹村です。

 

昨日こんなニュースが。

 

www.afpbb.com

 

「ビックマック」は全世界のマクドナルドの中で看板メニューとなってる特別なハンバーガー。

 

これを本部ではなく、一加盟店のオーナーがつくった、というのはあまり知られてない話。

マクドナルドは声明で、デリガッティ氏は同社に「いつまでも続く影響」を及ぼした「伝説的なフランチャズ加盟者」とその功績をたたえた。 

 

それはそうですよね。マクドナルドといえばビックマック。どんな新しい魅力的ハンバーガーが出ても、たとえそれが一時的にヒットしても、最終的にはビックマックに戻る、というのがマクドナルド好き、というものです。全世界でそうなのです。

 

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 食べる側からみて味と価格のバランスが絶妙、そして売る側からしたら看板メニューで利益もだせるという、まさにフランチャイズ・チェーンを支える「究極のメニュー」です。

 

これがもともとマクドナルドにあったメニューではなく、本部が商品開発したメニューでもなく、「伝説的なフランチャズ加盟者」がつくって流行らせたメニューである、ところがフランチャイズを語る上で大きなポイント。

 

 

そのへんをしっかりとらえた、いい記事を発見!

newsphere.jp

 

マクドナルド本社は、当時ハンバーガー、チーズバーバー、フライドポテトとシェイクといったシンプルな品揃えでも売り上げは上々だったため、「ビッグマック」の全国展開には消極的だったという。ピッツバーグ大学ビジネススクールの元副学部長のアン・デュガン氏は、デリガッティ氏のすごさは、単純に「客が欲しがるものを作った」ことだと指摘する。そして、フランチャイズには常に従うべきマニュアルがあるが、客の好みを良く知っていたデリガッティ氏は、あえてマニュアルを飛び越えたところに商機を見出したとし、彼の我慢強さとそれに折れたマクドナルドが、その後の歴史を作ったと説明している(AP)。

 

「あえてマニュアルを飛び越えたところ」から大ヒットメニューが生まれた、という話ですが、これぞフランチャイズ。上に書かれいるとおり、成功している本部というのはなかなか危機感をもてません。むしろ日々お客様に販売している加盟店のほうが、商売の動きに敏感になっていくわけです。

 

本人いわく大発明ではなく、アイデア自体は近所のライバル店の人気メニューだったダブルデッカー・バーガーから拝借したと、生前ロサンゼルス・タイムズ紙に告白している(WSJ)。

 

デリガッティ氏はライバル店で大きなハンバーガーが売れているのをみて、

 

客はもっと大きいバーガーを望んでいる

 

と確信したと。

 

これではライバル客をとられるという危機感、ですね。

この危機感を本部というのはなかなか持つことができないのです。

 

デリガッティ氏はまずは自店で売らせてくれ、と本部に懇願し、それを認めさせた行動力が素晴らしいわけで。最初は消極的で、しかしテスト販売とはいえ渋々でもそれを認めた本部の姿勢も素晴らしい。

やはり集合天才という「フランチャイズの本質」をわかっているからできること、です。

 

ただ、勘違いしてはいけないのは、加盟店から「マニュアルを超えた」素晴らしいアイデアが出てくるのは、やはりきちんと儲かるビジネスモデル、マニュアルがあるから、なのです。

 

本部がきちんとフランチャイズを運営しているからこそ、本部を超えるアイデアをだす加盟店が出てくくる、ということ。

 

「集合天才」という考え方を取り違えてはいけません。

 

本日はこんなところで。

 

 

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 マクドナルド兄弟は繁盛店をつくり、そのノウハウでFCをつくって全世界に広げたのがレイ・クロック。そして全世界に通用する看板メニューを開発したのがマイケル・デリカッティ、ということですね。