竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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教育のデジタル化によっての「塾」が無くなったりしません!

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昨日の記事について補足します。

 

「教育のデジタル化」はどんどん進んで、改良されていくが、 「本質的」には変わらない、 と書きました。

 

これだけでは、ちょっと分かりづらいですよね。

もう少し丁寧に書けば、

 

教材や、学習補助ツールはデジタル化されて、それまでにはない「画期的」なものが出てくる。 でも、 そのデジタル化された画期的ツールだけで生徒の学力がほっといてもついていく、というような事はない、

 

ということです。

 

具体的に例をあげると、例えば、「英語教育」にける「発音学習」等は、教育のでデジタル化により画期的に進化します。これまで「発音記号」なんてもので教えてきたわけですから。 apple の最初音は、アとエの中間、アの口でエという音を出します なんてやってきたものを、デジタル教科書ならば、りんごのイラストをクリックすれば、ネイティブの発音が出てくる、というようなことが実現するわけですから。 これは、「画期的」な事ですし、日本の英語教育が「変わる」ことは間違いないですが、 「生徒の学力がつく」 というところに直結するか、これが面白いから生徒がほっといても英語ができるようになるか、というのは別問題であることは感覚的にお分かりいただけると思います。

 

言いたいのは、「生徒の学力を伸ばす」には、

 

「教える人」が与えるきっかけ と 「一緒に学ぶ仲間」からの刺激

 

という環境が必要だ、ということです。

 

教科書がiPadになり、スマホのアプリでゲームのように勉強ができるようになっても、「学校」、「塾」という仕組みが大きく変わることはありえません。

 

生徒は学校で学び、それで不満足な部分「塾」がフォローしていくのです。 そんなわけで、「学習塾」はまだまだ世の中に「必要とされる」ビジネスなのです。

 

本日はこんなところで。