竹村義宏のフランチャイズBlog

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外食上位100社売上増~松屋の緑川社長は「脱値下げ」宣言

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一昨日の外食関連のニュースで、外食チェーンの上位100社の合計が前年比増、というニュースがありました。

 

毎年日経が行なっているアンケートで信頼できるデータだと思います。 上位100社が伸びた、つまり「(フランチャイズを含む)チェーン店」は大震災、焼肉えびす事件等ありながら好調だった、ということです。

(以下日経記事からのコピー)

>チェーン店の実質的規模を表す店舗売上高の上位100社合計は、10年度比1.6%増の5兆3192億円と、2年ぶりの増収。レストランや居酒屋などで既存店のテコ入れが奏功した。上位企業では震災に伴う消費自粛の影響は限定的だったようだ。

 

 

ご存知のとおり、「外食」業界におけるチェーン間の「競争」というのはスゴイです。 各社「商品(メニュー)開発」から「価格戦略」まで、「マーケティング」合戦で他社との競争です。

 

この「競争」は、他業界、つまり他の商売をしている方が、「事例」として研究すべきだと思いますね。単に「おいしい料理を安く提供すれば儲かる」というところからは、一歩も二歩も進んだところで「競争」が行われているからです。 「おいしい料理」とは何なのか?「原価(コスト)」との関係は? 本当に「安い」のか?「何」と比べるのか? というレベルです。

 

一昨日参加した、「訪問マッサージ事業」の説明会で、講師の方から、 「需要」と「供給」 という話がありました。 「お客さんの数」と「店の数」という話なのですが、その中で、「需給関係」からみて完全に「店の数」が多い、という業界の例として「外食業界」が挙げられていました。 マーケット的に見れば確かにそのとおり、ですね。 完全に「パイの奪い合い」のマーケットです。自分の店の売上を上げるためには他の店からお客様を奪ってくる、ということです。そういう意味では「上位100社」が伸ばしている、ということはそれ以外が「減らしている」とうことです。「外食市場」という「パイ」が大きくなっているわけではありません。

 

話を戻しますが、この「外食産業での競合チェーンとの戦い=お客様の奪い合い」は、意識してウォッチすることによって、色々な商売に応用できます。

 

自分の商売に当てはめて考えれば、様々な気づきやアイデアが生まれるのではと思いますね。 例えば、牛丼における、ゼンショー、松屋、吉野家の戦い。 単なる「値下げ合戦」に見えますが、各社の決算を「戦略」と照らし合わせて見ていくと、様々見えてきます。

 

松屋の緑川社長は今回の決算発表において「脱値下げ」宣言、もう牛丼の値下げはしない!と言い切りました。 これで牛丼の値下げのチキンレースは終わりか。売上規模で圧倒的に他社を引き離すゼンショーはどう舵をきるのか?

 

興味津々です。本日はこんなところで。