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竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界25年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



本当は努力家?「ステーキけん井戸社長」の「偽悪的」ハイエナ思考とは!?

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さて、今朝の記事に続き、エムグランドサービス、井戸社長についてもう少し。

 

「ステーキけん」で有名になりましたが、竹村がベンチャー・リンク時代に開発に携わった「ふらんす亭」も今はここの傘下です。そして、井戸社長自身も「牛角」のレインズ・インターナショナルで立地開発部に2年近く在籍していたんで、その当時会っているかもしれません。

 

で、とにかくこのカリスマ、というか“名物”社長の評判は真っ二つです。 市場縮小の外食産業で短期間でこれだけの急成長は当然評価されますが、一方、モノの言い方があまりに過激で、品がなく、教養もない、と。 そして、何よりクレームつけたお客に「1000円くらいの食事で何回もクレームすんな!」とTwitterで発言したりして、その、お客を見下した態度、はアチコチで問題になったりしています。

 

確かに、前記事でUPしたロングインタビューを読めば、そう評されるのもわかる気はします。 確かに「無私・利他」の精神等、微塵もみられず、稲盛さんとは対極です。 恐らく二人が対談したら、 (稲盛)「あなたのような経営は花火のようなもので絶対長続きはしない」 (井戸)「だからガツっと稼いでもうすぐ辞めるっていってるでしょ」 なんて感じでしょう。

 

ただ、この井戸社長、わざとやってる部分がありますよね。 偽善じゃなくて、「偽悪的」って言うんでしょうか(笑) ブログなんかを丁寧に読むと、人間的にはかなり素直で謙虚な面もかなりあります。 印象的なエピソードとしては、 「ステーキけん」は、ロードサイドのファミレスの撤退物件を、買い叩いて手に入れて展開したのが成功のポイント、と言われているわけですが、それは「安く買える」という価格だけではなかった、ということです。 井戸社長は、最初の頃手に入れたファミレスの居抜き物件の厨房やフロアーを見て、 「ファミレスというのはここまで計算してつくられているのか!これでは個人店が勝てるわけがない」 と痛感し、そこから本当に沢山のノウハウを学んでいった、ということです。

 

これはなかなかできないこと、だと思います。 ハイエナとして安く買い叩いただけでここまでの成功があるわけありません。 本質的に勉強家であり、熱い心をもった努力家なんですね。 ただ、「FC本部の社長」としては、やはりここまで過激なタイプは推奨しかねます。

 

「業績絶好調!」な時は良いとしても、業績が悪化した際は、「加盟店の立場」には立たないでしょう。 このタイプの社長の場合は、直営が圧倒的な業績をつくるから、加盟店はそれをマネしろ!って感じでいいんでしょうね。 そして何より、こんな社長があちこちで、炎上も含めた(笑)話題作りをしてくれることで、チェーンの知名度は上がります。 これはある意味テレビでコマーシャルを流すことより、効果があり、ホリエモンがライブドア社を急成長させる時にとった手法ですね。

 

やはり、ホリエモンと似てますね、ということで。 もちろん評価真っ二つの著書です。 ただ、言い回しは確かに「品」はないですが、鋭いことをそれなりに論理的に語ってる、と思います。

 

 

「ロードサイドのハイエナ」流 コスト1/5のムダ0(ゼロ)経営術 (ワニブックスPLUS新書) 「ロードサイドのハイエナ」流 コスト1/5のムダ0(ゼロ)経営術 (ワニブックスPLUS新書)
(2009/12/08)
井戸 実

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本日はこんなところで。