竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「コメダ珈琲店」の99%はFC店です~カンブリア宮殿より

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こんにちは。竹村です。

 

 

ついにロンドン五輪が開幕。「聖火リレー」の演出は毎度ながら感動的。今回の五輪おテーマ、Inspire a generation(世代を超えたインスピレーション)が表現され、最後に銅の花びらの炎が一杯に拡がり、舞い上がっていく映像は、感動的でした。

 

P.マッカートニー出てきて「Hey Jude」の大合唱で開会式終わるのは、少々「ベタ」過ぎる気もするものの、やはり全世界がつながるのは「ビートルズ」でしょうか。個人的には「M.ビーン~炎のランナー」のくだりが最高でした。 さてさて、本日の本論。 今週はやはりこれを取り上げないわけにはいかないでしょう。 あの「コメダ珈琲店」がカンブリア宮殿に登場です。 7月26日に放映されました。

 

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名古屋では誰でも知っている「コメダ珈琲店」ですが、関東で知られてきたのは、ここ2.3年でしょうか。 竹村の最寄駅、京葉線の新浦安駅にも1年くらい前に立派な「コメダ」が出来ました。 この「コメダ珈琲店」ですが、関東でよく聞く評判は次の2つ。

 

1)なんであんなに人気なの?2)あれで店は儲かるの? というものです。

 

1)はあまり利用したことのない方の疑問、2)は良く利用する方の疑問ですね。 この疑問について、番組を見れば「なるほど」と納得します。 喫茶店という業界はドトールやスタバ等のチェーン系の店が街の喫茶店を駆逐した、という構図ですが、そのチェーン系の店が忘れた部分のサービスが評価され、この数年で急成長です。 単に「居心地がいい」といえばそれまでですが、その「居心地の良さ」とは何なのか?を番組ではきちんと分析しています。 あまり知られてませんが、この「コメダ珈琲店」の99%はフランチャイズ店です。 450店を超えるチェーン中、直営は6店舗しかありません。 「名古屋の厳しい経済感覚で磨かれたビジネスだから他の地域で通用しないわけがない」 という安田社長の言葉は説得力があります。 まだまだ全国に展開できますよ、ということです。 全店の営業利益率は17%ですから、充分法人が取り組んで利のあるビジネスです。

 

ただ、店は大型ですから「投資額」は大きいので、投資回収には時間はかかりますが。 そのへんも、安田社長は、 「投資額が小さく、投資回収が2年とか3年というのは、ある程度リスクをとってやるビジネス。コメダは投資も大きく回収も長いが、そういうリスクはその分小さい」 と語っています。 これは、まさに事業進出を考える際に基本となる考え方だと思います。 FC契約の「法定開示書」的なものが、WEBにアップされていましたのでリンクします。

フランチャイズ契約の概要~コメダ

 

「フランチャイズ」といっても、「基本の考え方」を共有して、多くの部分は店の裁量に任せる、というチェーンであることがわかります。 番組では、「なぜ客が長居して、メニューも美味しい」のに何故高い利益が出せるのか、というノウハウがぶいくつか分析されて紹介されています。「動画」で見ていただくほうが伝わると思いますので、是非上のYouTubeをお時間のある時にご覧下さい。 最後に、 「一見懐かしい喫茶店は“お客を呼ぶ極意”の塊だった」 というフレーズでまとめられています。 やってることは奇をてらった事、ではないので、この店はまだまだ伸びる、と思いますね。

 

本日はこんなところで。