竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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ゲゲゲ・カーネーション・梅ちゃん先生! 朝ドラをフランチャイズ視点でみる

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こんにちは。竹村です。 本日2度目のUP。

 

何を隠そう、「梅ちゃん先生」をほぼ毎日観ています。 堀北真希さんはあまりに「幼い」時代が似合いすぎ、このまま「大人の医者」になるんだろうか? と、最初少し不安でしたが、流石は女優。 それらしくなってきました。

 

「朝の連ドラ」なんて子ども時代からほとんど見たことなかったんですが、ここからハマリました。

 

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(2010/08/06)
松下奈緒、向井理 他

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当時やってた、「移動販売ブログ」にも記事を書いていますね。

移動販売と「ゲゲゲの女房」と 移動販売と再度「ゲゲゲの女房」と

 

そして、「ゲゲゲ」の次の「てっぱん」は竹村的にはハズレでしたが、 「梅ちゃん」のひとつ前のこれがまた素晴らしい話でした。

 

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(2012/03/21)
尾野真千子、小林薫 他

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「ゲゲゲの女房」も「カーネーション」も、 起業の志ベンチャースピリット を学ぶ視点で見ると沢山の気づきがありました。 昔は朝ドラはこんなトーンでは無かったと思いますが、「ゲゲゲ」で流れが変わったようです。

 

で、「梅ちゃん先生」です。 今日のシーンも考えさせられましたね。 梅子の医院の隣の安岡製作所に「金の卵」として就職した光男は、早く技術を覚えたくて仕方がない。 「給料をもらってるのだから申し訳ない」 という気持ちからですが、それを幸吉(片岡鶴太郎)が、諭すわけです。

 

「見てりゃいんだ」と。

 

「職人の仕事ってのは最初はずっと雑用ばかりだ。最初はずっと見てるんだ。それで給料はもらえるんだ。これは子育てみたいなものだ。ずっと先に立派になる。立派になるのは時間がかかるんだ。」

 

そうなんですよね。 「職人」になるのは「時間」がかかるんです。 「手に職を付ける」には「時間」がかかるんです。 だから、「価値」があったんですね。 育てるのに時間がかかるから。 「他には換えのきかない職人」をじっくり時間をかけて育てる。

 

ただ、今は技術の進歩によって、そんな「職人」じゃなくても、誰でも短期間で機械を動かせば「仕事」になる時代になったわけです。 でも、その仕事は、 「誰でもできる」 わけですから 「価値」としては低いのです。「時給は安い」ということです。 恐らく、日本中の中でかなりの仕事が、そのような形で「価値」が低くなっているのだと思います。 「給料が上がらない」のは景気のせいだけではなくて、こういう「構造的問題」もあるわけです。

 

だからこそ、「自分だからできる」という「付加価値」をつけて、 「換えのきかない仕事をする」というレベルを目指さねばなりません。 高い給料をとりたいなら。

 

フランチャイズを選ぶ視点としても、 この分野なら自分は一味違う仕事ができる このFCなら他の加盟者よりもうまくいく自信がある くらいの視点で選ぶべきです。 「誰がやっても上手くいきそうな簡単なFC」なんかに飛びついてはいけません。

 

誰でもすぐできるものに価値はありませんから。 「起業」というのもするだけなら「誰でも」「すぐに」できます。 「社長」になら誰でもなれるのです。 だから、「起業」だけでは価値がありません。 どれだけ「長く」続くか? そこが勝負です。

 

本日はこんなところで。