竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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イトーヨーカドー「正社員半減、パートが9割!」とコンビニとの関係とは!?

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こんにちは。竹村です。 9月第2週の始まりです。 NYの株高は少しビックリです。 ダウはリーマンショック後最高値を更新中、ナスダックはなんと11年ぶりの高値です。 この「高値」は今週のFOMCで更なる金融緩和がほぼ確定されているから、ということで、それは先日の「雇用統計」が最悪の数字だったことによる対応です。 アメリカも「景気けして良くない」のですが、それに対する「打ち手」が評価され、株価が高等しているわけです。「株価」は半年から1年後の経済状況を予測するものですから、この動きは成り立ちます。 また、アメリカは大統領選挙を控えていますので、オバマ大統領としては「投票時点の景気」を絶対に上向きにする必要がありますので、その安心感もあるのだと思います。 しかし、リーマンショックで世界同時不況の原因を作ったアメリカの株価が完全に立ち直るわけですから、見事です。 日本株は低迷したままではありますが、やはり「アメリカの株価」は世界経済の行先を大きく左右する指標ですから、この株価高騰は「プラス」のニュースです。 さて、 本日の本題はこのニュース。 先週末のニュースです。 イトーヨーカドー 正社員半減 パート9割に >正社員約8600人を4千人程度に半減させる方針を固めたことが8日分かった。合わせてパート社員を新たに7千人採用し、パート社員の比率を現在の75%から90%に引き上げる。 正社員半減、パート比率9割、です。 ポイントがいくつかありますね。 まずは、「正社員削減 パート増員」の流れは今後も止まらない、ということです。 これは「経営」的に「コスト」と「リターン」から考えて当たり前なのです。正社員は会社にとっての「固定費」、パートは会社にとっての「変動費」ですから。企業経営は「変動比率」が高ければ高いほど潰れにくくなります。 人が採用できない時代には「正社員」採用のメリットはりますが、そんな時代に逆戻りはしません。 今までは「正社員が多すぎた」のです。 スーパーの仕事を想像してみて、「正社員でなければできない仕事」がどれだけあるか?を考えてみればこうなるでしょう。 外食産業も同じです。 こう書くと、先行き暗い感じがしますが、 「パートのプロ」という方がどんどん出てくると思います。 「時給」も上がります。 企業としては「正社員の給料」は上げにくいですが、「パートの時給」は上げやすいので。 そして、「やめてもらっては困る」というプロ・パートを目指せば良いのです。 使えない正社員より、いなきゃ困るパートのほうが、身分も精神的にも余程安定しています。 「収入」についても、「使えない正社員」より、「使えるパート」の方が稼げる、という時代がやってきます。 さて、このニュースで「フランチャイズ的」なポイントはここですね。 >~希望退職者は募らない方針だ。HD傘下のコンビニエンスストアのセブン-イレブン・ジャパンや百貨店のそごう・西武に配置転籍させ、フランチャイズ加盟店の店長や商品開発部などマネジメント業務に活用する。 今回の会社側の判断のもうひとつの理由はここでしょう。 背景には、セブンイレブンの加盟店オーナーが「不足」していることがあるのです。 このブログでも何度か書いてきたように、コンビニ大手はその「覇権争い」のバトルを繰り広げています。 セブン VS ファミマ VS ローソン です。 このバトルは、 コンビニ業態は全国5万店で飽和市場になる、という予測は当たらず、コンビニは今後も成長マーケットとし拡大する、という認識の中での戦いです。 だから、各社とも、 「人」も「金」等の経営す源は惜しみなく投入します。 今回の発表から、すでに200名を超える方がコンビニ店長職を志望した、とありますが、これはもっともっと増えるでしょう。 企業としてはそこを最優先に狙っていると思いますので。 そして、セブン&アイHDは、このニュースの後ろを追うように、四国進出を発表しました。 セブンイレブンが四国進出<日経デジタル記事 そして、ここにもひとつセブンが判断したポイントが。 >香川県徳島県で「サンクス」約120店を展開する運営会社のサンクスアンドアソシエイツ東四国(高松市)がセブンイレブンへのくら替えを希望している。 これですね。一気に120店舗看板が変わるわけですから、大きい。 もちろんFCチェーンとしての「協業避止義務契約」がありますから、少々もめるでしょうが、前例がありますから・・・ CVSベイエリアのサンクスがローソンに<東洋経済記事 おそらく「金銭的和解」で決着でしょう。 「コンビニ加盟を考えています」という方からも、たまに相談を受けます。 今や自己資金150万でオーナーになれる、時代ですから。 コンビニ市場は今後も確実に伸びます。 ただ、伸びる市場で商売をいやれば儲かる、というほど甘くはありません。 コンビニ特有の「リスク」は認識した上で加盟すべきです。 そのへんはまた、いつか詳しく。 今回はこんなところで。