竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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オルフェーヴル無念!起業したらギャンブルは厳禁です!という話

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こんにちは。竹村です。

 

昨晩のオルフェーヴルの凱旋門賞は本当に残念でした。 圧倒的な強さを見せつけながら、クビ差で2着。 これが「競馬」ですし、やはり90年の歴史の壁、があるのでしょう。 それにしても美しい馬です。

 

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勝負服とゼッケンの赤が、「栗毛」によく似合ってます。 お父さんのステイゴールドは、小さくて黒光りする馬でしたので、 馬体は母系の血が強く出ていますね。 この鮮やかな「栗毛」はノーザンテーストの「栗」ですね。 なんて書くと、 竹村さんは競馬をやるんですか? と聞かれそうです。 そう聞かれたときは、「かなり好きで詳しいですがギャンブルとしての競馬はやりません」と答えています。

 

そう答える理由はただ一つ。 「起業する方にギャンブルは厳禁!」 とお伝えしているからです。 趣味、遊び程度ならいいでしょう、という考え方もありますが、 「ギャンブル」というのはその域でおさまらなくなる方が必ずいるのです。

 

「ギャンブル」というのは人間という生き物の根源的な欲求と関係していて、 「依存症」 という症状を引き起こします。 「依存症」は心の病気、ですから自らの意志なんかでは治せないのです。 と書くと、 パチンコ好き、競馬好き、 という方から、 「私はギャンブル好きなので起業には向かないでしょうか?」 という質問が出そうです。 これには、ひとつの処方箋があります。 それは、 自分の起業をギャンブルだと思って取り組むこと です。

 

起業というのは「自分がレースで走る」ことなのです。 自分がレースに出て、その自分の馬券を買うギャンブルです。 どの馬が早いか、勝つかなんて競馬新聞を見て予想するのではなく、 自分の商売のマーケットをよみ、戦略を立て、リスクをとって施策を実行するのです。 だから面白いのです。 竹村なんか常にそういう感覚でした。 小さなビジネスアイデアがフランチャイズになり、それが全国に拡げていく。 これは見方を変えればひとつの「ギャンブル」です。

 

そういう意味では、 全てのベンチャービジネスは、壮大なギャンブルです。 だから、SoftBankの孫さんや、ユニクロの柳井さんは、「勝負師」なのです。 オルフェーヴルの話題から随分話が大きくなってしまいました。 もう一度、言います。 起業したらギャンブル厳禁!です。

 

自分で走って、自分の馬券を買うのです。 「宝くじ」もダメ。 一攫千金は自分の商売で狙いましょう。 本日はこんなところで。

 

竹村が「競馬好き」になったのはこの方の影響が大きいです。 高校生くらいで愛読しました(笑)。

 

 

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