竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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「買取FC」一番人気!で考える「お金をあげる商売」の強さとは?

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おはようございます。竹村です。 昨日は2ヶ月ほど前からアライアンスを組んでいろいろ企画を進めている、 フランチャイズの窓口 の運営会社である、バリュークリエイションさんとMTG。 受付はクリスマス、ですね。 ベンチャー通信」が懐かしい・・・ トータルサービス時代は毎号熟読してました。 さて、担当のOさんと、話す中で、 「資料請求数」としては、 「買取」FC が抜けている、とのこと。 トップページにバナー広告を出しているような本部は、 月間何百、という単位の請求数とか。 それだけ、 検討する人、やりたい人が多い、ということです。 「買取FC」は数年前から、急成長してきた分野です。 最初は、「ブランド品」買取から始まり、そこに貴金属、いわゆる「金プラ」の買取が加わり、主流になり新しいFC本部もどんどん立ち上がりました。 「買取」ですから在庫リスクはなく、店舗も小規模でOKということで、 「初期投資は1ヶ月~3ヶ月で回収可能!」 なんてことをうたっている本部もあるから驚きです。 「買取FC」は竹村としては、「オススメ」したことはない業態です。 その理由は、 「同じ店舗で継続して収益をあげていくイメージ」 が持てないうからです。 他のエリアから人が集まる繁華街や一等地なら別ですが。 お客様が「リピート」することはあまり考えられない、ということです。 ただ、今まで無かったエリアにこの「買取店」ができれば、当初は確実にお客様が集まることは間違いありません。 ですから、考え様によっては、 当初の「オープン景気」で初期投資を回収してしまう、と考えれば、 その後は、それほど大きな利益を期待しなくても経営できる、 という考え方もできます。 自分で店に入るなら、大きな固定費は家賃だけですから。 「金価格の高騰」がいつまで続くか? はわからないわけで、リスク要因ですが、 ただ、 もはや景気に関係なく「低所得者層」は増え続けると思いますので、 このような、 「お金をあげる」 というビジネスは廃れないでしょう。 このビジネスの本質はそこにあると思います。 要は、 お客様に「お金をあげる」ことで利益があがる ビジネスだ、ということです。 多くのビジネスが、 お客様から商品やサービスを提供して「お金をもらう」ことで利益をあげるわけですが、 その「逆」のわけです。 私が関わってきたフランチャイズでは、 車買取専門店 ガリバー中古ゴルフショップ ゴルフパートナー がこれにあたります。 このような、 お客様にお金を差し上げて利益をあげるビジネスの特徴は、 意外と利益率が高い ということです。 ちょっと誤解を招く言い方かもしれませんが、 かなり利益をいただいてもお客様から「感謝」される ということです。 「お金をもらう」商売とは大違いです。 そこに買取商売の「強さ」がありますね。 分類上は、 お客様の「金銭的お悩み」を解決する という商売ですから、無くなることはありません。 「質屋」は江戸時代からあるわけで。 本日はこんなところで。 世間は三連休ですね。