竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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言論NPO工藤氏の「課題から逃げるな」論~フランチャイズと政治の関係とは!?

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おはようございます。竹村です。 高速道路の天井崩落は大きなニュースですね。 今回亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りします。 そんなニュースもあり、 『首都圏直下型地震「本番」はこれからだ』 の見出しに釣られて、 週刊ポストを買ってしまいました。 日本は「地震大国」であることは歴史が証明しているんですね。 しかし、そんな「大震災」が何度も起こる中、 必ず「復興」してきたのが日本です。 早朝にサラリーマン週刊誌を読みながら始まった、 モーニング・サテライト。 毎回月曜日は気合が入っている気がしますが、 今朝は、 言論NPOの工藤泰志さん がゲストで。 竹村が最近注目している方です。 今朝も、短い時間の中で、今回の総選挙の各党の「公約」の採点表を示して、バッサリ。 見事に「C」ばかり並ぶところが多いですが、 仕方ないでしょう。 「突貫」で「付け焼刃」なところが多いですから。 工藤さんのひとつの「評価視点」は、 現在の日本が抱える「課題」をしっかりとらえ、 そこから「逃げ」ないこと。 その点からすると、 安倍さんの「できることしか書かない」 というのは、低評価なわけです。 現在日本が抱える課題は、「できること」だけで解決するほど、 簡単ではないはずだからです。 前回選挙の民主党のマニュフェストは、 「財政」という「最大の課題」から逃げて、 選挙受けする、 「子ども手当」や「高速無料化」に逃げたわけですね。 ですから、「予算」すら組めず1年目から破綻したわけです。 そして、国民の方も、 「本当にそんな財源があるのか?」と疑いながらも、 ある意味「本当の課題」から目をそらして、 目先「お金をくれる」「無料化する」という政党に一票を投じたわけでdす。 選挙では、各政党が、 「現状の課題認識」を国民にしっかり伝え、 その上で、 「課題に対する処方箋」をしっかり競ってほしいものです。 けっこう長く書いてしまいました。 たまに、ブログの読者の方から、 「政治の話とかあまりFCに関係ないんじゃないですか?」 「政治の話は反対意見もあるし触れない方がいいのでは?」 とアドバイスされることがあります。 確かに、ブログでも結構「政治」についてふれてますし、 メルマガの「編集後記」でもかなりの頻度で「政治」ネタを書いています。 ただ、 フランチャイズと政治は関係ない とは思っていません。 以前、「日本再生戦略」の時にもふれましたが、 やはり、ビジネスを行っていく上で、 「国策」 は大事ですから。 「日本再生戦略」とフランチャイズの関連とは!? 「経済成長」は国の最大の「課題」であり、 それに対して、「政策」として「起業支援」をはじめとする 様々な政策がとられるわけですから。 そして、その「政策」は「担当政権」によって大きく変わるものなのです。 だから「政治」は、「選挙」は大事なのです。 直近では、賛否両論ありますが、やはり小泉さんの時は景気は上向いたわけです。 法人税収入が確実に上がったことがそれを示しています。 あと、竹村が記憶の残るのは、 小渕政権 ですね。 あの時は、「経済対策」が明確で早かった、と思います。 例えば、「BSE」問題。 BSE(牛海綿状脳症)問題<Wiki 当時竹村は「牛角」に関わっていましたから、 当時の対応を強烈に覚えています。 「BSE」の影響で、一気に売上が下がった「焼肉業界」に対して、 即、「3000万」という枠の無担保融資を決めたんですね。 要件は、「焼肉屋をやっている」という「こと、のみ。 「BSE問題は風説の流布にすぎずいつか収まる」とほとんどの人が思っていたと思いますが、 その中で、 小渕首相が、「いつか」では困る、 と無担保融資を決定したわけです。 これは「英断」だったと今でも思っています。 「日本の抱える課題」の認識は本当に大事です。 今回の選挙結果がどうなるかはわかりませんが、 この「課題認識」はフランチャイズでビジネスをやっていく上でもきちんと持たなければなりません。 「ヒーローズ」の「教育」も、「こころ」の「高齢者」も、 日本の抱える大きな「課題」とリンクしています。 だから、伸びる、と思っているわけです。 「コインランドリー」と「植木屋」は関係ないのでは? と言われそうですが、 「コインランドリー」は共働き社会の抱える問題の中のビジネスですし、 「oh庭ya」は、雇用問題、今の社会の仕事の問題に一石を投じるビジネス だと考えているわけです。 今回はこんなところで。
凡宰伝 (文春文庫)凡宰伝 (文春文庫)
(2003/06)
佐野 真一

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