竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界25年 FC専門家の情報発信。
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「カーブス」FCの成功はまさに「シニアシフト」の成功事例、という話

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おはようございます。竹村です。

 

 

YouTube動画の前に、自民党安倍さんのCMばかりが出てしまい、 毎回「4秒でスキップ」しています。 いつも「ウルサイ」という感覚で消すわけで、 これって広告としてかえってマイナスなのでは? と考えたりしますね。

 

 

さて、昨日の「シニアシフトの衝撃」セミナーでも大々的に取り上げられていた、 「カーブス」 について少し書きたいと思います。

カーブス・ジャパン ホームページ

 

 

現在全国1200店舗を超えており、会員57万人。 フランチャイズとして大成功しているビジネス、 と言えると思います。

 

 

ちなみに、このカーブスの本部である、 カーブス・ジャパンは、もともと、ベンチャー・リンクの子会社でしたので、 会長、社長、副社長の経営陣を筆頭に、 本部社員の多くは、竹村も一緒に働いていた仲間です。

 

カーブスって何? という方もいるかもしれませんし、 近所にあっても「中」には入ったことがない、 という方も多いと思います。 「男人禁制」ですし。 加盟店さんの撮った短い動画がありましたので、見てください。

 

 

 

で、このカーブスが何故ここまで成功したか?

 

「3つのM」

 

 

NO MEN     女性専用

NO MAKE UP  化粧必要なし

NO MIRROR    鏡がない

 

で、

 

業界常識を打ち破った、とか 「30分」だから「シャワー無し」が結局良かった、とか 様々な成功要因が語られているわけです。

 

 

ただ、最大というか、成功要因は、 シニア層、高齢者層を取り込んだ ということでししょう。 上の動画では、 若いスタッフが紹介されてましたが、 実際の「お客様」は、 50代どころか、60代、 が本当に多いのです。

 

ここで、「シニアシフトの衝撃」の村田先生の分析で、 「60代女性の健康不安は関節痛」であり、「運動」のニーズが高い という分析が証明されますね。 従来のフィットネスクラブというのは、 「60代女性」なんてターゲットではありませんでした。 だから、仕方なく、 運動のために朝晩、犬の散歩 なんかをしてたわけです。

 

そんな、近所のオバサンたちを取り込んだのが、 カーブス なんですね。

 

カーブスはアメリカで生まれたビジネスで、 アメリカでは、「肥満解消」で拡がりました。 「Curves」は女性の「くびれ」のカーブ、からきてますから。 ただ、その身近な「有酸素運動」を提供する、という商売は、 高齢化社会の日本に持ち込まれ、 「シニア層」の新しいニーズ を堀り起こしたわけです。

 

一気に全国に拡げて「新市場を創る」 これは、フランチャイズの最も得意とするところです。 このカーブスは、アメリカで脚光をあびていましたから、 当然ながら、日本のフィットネス業界も、各社注目していました。 各社、似たようなシステムで真似た施設も作りテストトライアルしました。 でもどlこも「カーブズ」のようにはなりませんでした。

 

このような施設が、大きな駅の駅前のフィットネスクラブに併設されていても、 「60代女性」のニーズは掘り起こせません。 運動のために犬の散歩、みたいなオバサンは、「散歩道」にできたから来てくれるわけです。 「30分」の運動のために、駅までバスに乗って、なんて行く訳ありません。

 

このカーブスの成功事例から学ぶことは、 村田先生の言葉を借りれば、 「市場は飽和していない、飽和しているのは我々の頭の中」 ということになります。

 

もともとは、セブンの鈴木さんの言葉のようですが。 「飽和」しているようにみえる市場も、必ず消費者のニーズを拾い尽くしている、ということはないわけです。 小さな「不安」、「不満」は無いか? という視点が大切ですね。 ただ、犬の散歩散歩をしているオバサンは、 「フィットネスに行きたいけど行けないわよねぇ」 なんて口にしない、というか考えていないわけです。

 

近くにカーブスができて、 初めて、 「私のためにできてくれたようなお店」 と感激するわけですね。 ここがビジネスの難しいところです。

 

最後に、村田先生は、 カーブスを例に、 シニア世代の「元気消費」 という消費行動を説明されていました。

 

カーブスで痩せる、体が痛くなくなる  →嬉しくなって「服」を買う   →外出が多くなり金を使う    →仲間で旅行にも行く という、「理屈」です。 「理屈」ではありますが、間違いなく起こっているでしょう。 このように「シニア市場」を活性化して、GDPを上げる、「健康」になって、医療費も減る・・・ イイコトだらけ、じゃないですか。

 

「日本カーブス党」でも立ち上げますか・・・

 

本日はこんなところで。 ==== 

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(2009/09)
鶴蒔 靖夫

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