居酒屋業界「カンバン娘」「カンバン男子」でクーポンから人へ!
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。竹村です。
毎朝5時には起きているわけですが、今日は間違いなく今年一番の寒さ。
日本列島の7割が氷点下、ですね。
昨夜は、韓国大統領選が、予想に反して早々に決まって、
ニュースステーションでは古舘さんが大慌て。
朴さんが、初の女性大統領、ということです。
「格差拡大」が最大の争点であり、少なくとも日本での報道では、
二世の朴さんより、庶民に近い文氏に勢い、
高投票率なら文氏さらに有利
という感じでしたが、
蓋を開けてみれば、マスコミ予測とは全く逆の結果でした。
日本では、事前のマスコミ予測の方向性で結果がさらに進む
=自民有利、とマスコミが報じれば、自民が圧勝する、
という傾向が強い気がしますが、
韓国では「マスコミと国民」の関係性が少し違うのかもしれません。
さて、今年の「忘年会」景気はどうでしょう。
知り合いの居酒屋経営者の情報からは、「まずます」という感じですが。
「居酒屋」業界は、一昨年に上陸した
Groupon に代表される
いわゆるフラッシュマーケティング=ネットクーポン
が、一昨年、昨年とかなり影響しました。
その「影響」も客単価減という「悪」にふれた店が多かったようです。
上手に「活用」できなかった、ということでもありますが。
今年は、そういう販促をやめた店が多いようです。
もうクーポンはコリゴリ、独自の販促で地道にやってきます、
とならないのがこの飲食業界。
次なる「強力な販促」提案が出てきているようで・・・
これです。
カンバン娘~飲食店店員のSNSサイト
今朝のモーサテで取り上げられていました。
「クーポンから人へ」ということですね。
目の付け所はイイですよね。
そもそも「カンバン娘」という言葉は昔からあり、
その「娘」が売上を上げていたわけですから。
「カンバン男子」もなかなか好評なようで。
最大のポイントは「カンバン娘」「カンバン男子」
が、単なる「告知」や「店の営業」を超える自分の魅力がどれだけ伝えられるか?
でしょう。
「キャバクラ」と同じく「どれだけ自分が呼べるか」ということです。
店じゃなくて、「自分」が呼ぶのです。
テレビで紹介されていたのは、こんな方。
なかなか大変そう、ではあります。
が、これは反面、「楽しい」部分もあるわけです。
「あなたに会いたいから来たよ」
という新規客や、
「また来ちゃった」
という常連客が増えていけば、
やっていて、
どんどん面白くなってくる
のです。
その昔、竹村が居酒屋FCに関わっていた頃、
「高田屋」のスタッフなんかは、名刺をいただいたお客様に、
「自分のイラスト入りの手書きハガキ」
なんかを出してました。
また、
「牛角」のスタッフには、
「○○です。今日は雨でお店すいててすぐ入れま~す」
と携帯メールしてお客様を呼んじゃう娘、とかいました。
そういうのが好きな子は、どんどん自分で工夫してやってました。
楽しかったんだと思います。
そういう販促が「SNS」サイトで一気に拡がる、というイメージですね。
ただ、サイトを少し覗いてみると、
「今日出勤します♪」
だけで、コメントがズラリと並ぶ娘なんかいて、少しビックリ、ですね。
本日はこんなところで。
かなり古い本ですが、なかなか深い本。
「心理学×マーケティング」です。
ただ、キャバクラ好きでないと「深く」は理解できません。
「キャバクラ」の心理学―「いい気」にさせて通わせるエモーショナル・マーケティングの真髄 (2000/03) 山本 信幸 商品詳細を見る |