学習塾とAmazon倉庫で「これからの仕事」について考えてみる
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
twitterのアカウントを復活中の竹村です。
正月中にいただいたメール、メッセージ等はほぼ返信し終えました。
昨年末のメルマガで、
まずはメールする、からでも良いので、
ネットの中で完結するのではなく、アクションを起こすこと
と書いたので、この年末はメールなどが多かったです。
何でも
「素直に行動してみる」
というのは成功習慣の第一歩です。
さて、本日の日経本紙朝刊には、こんな記事が。
放課後はタブレットが「先生」 ベネッセなど動画配信
記事によれば、
>「教科書の電子化」に向けての準備が進んでいるのが追い風
とのことですが、
それがなくても、「タブレット」活用の学習教材は進むでしょう。
ただ、
見出しのとおり、
放課後はタブレットが「先生」
だから、「塾」とかは行かなくなるか?
というと、それは NO ですね。
そうはなりません。
何故か?
それは記事にある、
1>いつでもどこでも、手軽に学習に利用できるのがタブレットの強み。
2>動画やアニメを多用した教材なら、児童や生徒の学習意欲をかき立てられる。
なんてほど簡単ではないからです。
勉強したくなるよような面白い教材があれば、子どもたちは進んで勉強する
なんてことは絶対にありえないからです。
(実は大人でもありえない)
ここまで、言い切れるのは、
竹村の
東進衛星予備校時代の経験
からです。
詳しく解説すると、重要なノウハウにつながるので、書けませんが、
あの
「衛星授業」=今はDVD授業
なら、
自宅で受講したほうが良い、少なくとも「同じ」と考えるのが普通でしょう。
しかし、「学習効果」は全く違うんdすね。
衛星放送の時代から、CS放送を利用して、自宅で受講できるコースを開設しましたが、
全くダメでした。
ビジネス的にも、実績的にも。
「教育」というのはそこが難しいのです。
だから、どんなに時代が変わっても、
とりまく技術環境が進歩しても、
「究極の学習教材」
なんてものは、絶対に生まれません。
結局は「教育」は、
人が人を伸ばす
これは、いつの時代もかわりません。
その「やり方」「使う道具」が変わるだけで、
「タブレット」や「映像授業」
はその、「道具」にほかなりません。
だから、人が人を教える「塾」というのは、
絶対になくならないのです。
<関連過去記事>
教育における「ハイテクとハイタッチ」の成果を20年前から学ぶ
・・・
ちょっと力説調になったのは、理由があります。
ひとつ紹介したい動画を見たからです。
これは実は、メルマガの読者の方からの情報で知りました。
Amazonが買収した、
Kiba System
という会社の「倉庫ロボット(?)」です。
ネットではそこそこ話題になっているようです。
これはちょっとビックリしますね。
実際、米国Amazonではすでにコイツが稼働中であり、
ということは、日本の市川の倉庫でも始まるのでしょう。
確かに、動きとしてはお掃除の「ルンバ」みたいなもんで、
重さに耐えればこんなロボット、というか機械、ありそうです。
ただ、
Amazonの市川の倉庫には現在2000人近くが働いているわけで、
その「アルバイト」は間違いなく要らなくなります。
これがオソロシイことですね。
マックジョブ(単純労働)ではもう稼げない!なんて騒いでる時代から、
もうそんな仕事はない時代、
簡単な仕事は外国人じゃなくて機械にとられる時代、
ですね。
「人」じゃなければできない仕事をする
これが絶対に大事ですね。
技術革新し続ける「道具」で作業を効率化して、
+α
人間にしかできないことをやる
この発想で生き残っていきましょう。