竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「60秒キャンペーン」はプチ炎上状態~これも「炎上マーケティング」か!

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おはようございます。

 

ももクロが国立競技場!にビックリ、の竹村です。 (国立競技場って7万人、ですよ)

 

さて、いくつか記事にもなってますが、 マクドナルドの「60秒キャンペーン」 は現在のところ、かなりの不評。

 

こんな悲惨なバーガーの写真が、 facebooktwitterのアチコチから。

 

 

いくらなんでも、↑この写真はヤラセでは・・・

 

しかし、もはや「プチ炎上」に近い状態では、と思います。 「現在のところ」と書いたのは、 竹村的にはマクドナルドの原田社長は、 日本でも指折りの天才マーケッターだと思っており、 この程度想定内で 当然「この先」も考えているのでは? とも思うからです。

 

世の中には 炎上マーケティング という手法も出始めていますから。

 

穿った見方をすれば、コレなんかもその部類かと。

ZOZOTOWN社長「炎上」発言からの配送料無料

 

ZOZOTOWN」なんてこれで知った、 なんて層まで広がるのが、「炎上マーケティング」の威力ですね。

 

元祖はこの方ですが。

ステーキけん、井戸社長の過激インタビューとは ステーキけん、井戸社長の「偽悪的」ハイエナ思考とは!?

 

さて、話をマクドナルドの「60秒キャンペーン」に戻します。

 

竹村がいちばん問題だと思うのは、 「従業員が可哀想、こんな事を考えるTOPは許せん!」 という「正義感」が働くからです。 「弱い立場の従業員に感情移入した発言」ですから、 誰でもできますし、 誰からも共感を得やすいのです。 ある意味、捨てられた子犬が雨の中をトボトボ歩く、 みたいなイメージになってしまい、 ここで、 「社員というのは例え無理なことでも、チャレンジしてヤリきるもんだ!」 という発言は、なかなかできません。それが正論、という時代もあったと思いますが。

 

ただこういう「流れ」は予想できますよね。 「全国の労働者よ団結せよ、資本家を許すな」 みたいな、前々世紀的な盛り上がりですから。

だから、策士の原田社長が「読み込んでない」はずはないと思うのです。 昨日の、経団連の新年会では、この動きを意識してか、 「とにかくリーダーシップ」 を強調されていましたが、今後の舵取りや如何に。

 

今朝はこんなところで。

 

 

「全国の労働者よ団結せよ」の意味がわからない方は、 ぜひこの二冊のどちらかを。

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