竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界25年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



スティーブ・ブランク氏に学ぶ「ベンチャービジネス起業」

竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。 「とんび」第二回も結構ハマってしまった、竹村です。 昨夜は毎週日曜夜恒例の、 「メルマガ配信のお知らせと今夜の1曲」 が投稿できず申し訳ありませんでした。 メルマガは、通常通り配信しています。 メルマガ「新フランチャイズ成功法」第162号 フランチャイズにおける「M&A」というのはご存知でしょうか? 同じFCのネットワークの中で、 「成功加盟店が、不振店舗を買い取っていく」 ということは結構行われています。 それについて解説しました。 「60日プログラム」では「立地・物件」決定のアクションです。 「編集後記」では、 昨今の「株高」の追い風に乗って、 「株式取引で起業資金を増やそう」 という考えの愚かさ、について。 以上、メルマガ内容のご案内でした。 さて、本日の日経朝刊本紙。 ベンチャーキャピタル」による「創業支援」が拡大している という記事です。 小見出しの通り、 「離陸」のハードルが低く なり 企業の新陳代謝を促進 できれば、これは素晴らしいことなのですが、 なかなか難しいでしょう。 とにかく、 ベンチャー・ビジネス の成功確率はことごとく低いわけで、 それは、「創業期に潤沢な資金が集められないから」 ではありません。 そもそも、 どんなに「今後に飛躍的な成功が見込まれる分野」 での事業であっても、 それが、 今までにない事業ベンチャー事業 である以上、「成功確率」は低いのです。 よくそれは、 日本にはベンチャーが育つ、育てる風土がないから という方がいますが、それも違うでしょう。 本家アメリカだって、 ベンチャービジネスの成功確率は極めて低いのです。 ただ、日本の何倍もチャレンジする「数」が多い、 にすぎません。 そんなことを、知っていただくとともに、 これから自分のビジネスを立ち上げていく方には、大変参考になる記事をご紹介。 起業家教育の旗手スティーブ・ブランク氏に学ぶ シリコンバレーの経験を集約した経営・教育ツール 正直、記事内容のレベルはかなり高いです。 「フランチャイズ起業」にはここまでの知識は不要でしょう。 難しい話は結構、という方は遠慮してください。 ただ、ビジネスというものの本質を捉えた、 「言い回し・比喩」が面白い。 >ここに集まっているうちの何人かは10年後に100億円の資産を得ているかもしれません。でも、ほとんどの人は自分で起業するより、ウォルマートで働いた方が実入りがいいでしょう。もしくは、成功するスタートアップに雇われた方がさらにいいでしょう。 >あなたが創業するとき、その事業で20年の経験があり、ソースコード(笑)、いや知識を前職から持ってこなければ、最初に考えたビジネスモデルはまずうまくいきません。 >スタートアップは未知の可能性はあるが、不確実性に満ちている。だから、なかなかうまくいかない。 > ビジネスには理論と実践がある。しかし、スタートアップについては、実践100に対して理論1くらいしかなかった。だれも起業家のクレージーさを評価できないし、カオスを教えることはできない。だから経験するしかない。それを教えるというのは、未経験者がセックスを教えるようなものだ。 ブランク教授によれば、 ベンチャービジネスが成功するには、 パート1 ビジネスモデル・キャンバス パート2 顧客開発モデル パート3 アジャイル・エンジニアリング(仕様変更などの変化に対して機敏に対応し、迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法) の3つのパートが揃わねばならない、ということです。 どんなに優れた、誰もが賞賛する 「ビジネスモデル」 があっても、 それで、 「顧客開発ができるか」 は全く別の話。 であり、 仮に一旦「顧客開発」に成功しても、 その後の「変化」に迅速に適応してサービスを供給しなければならない、 ということです。 最初の「素晴らしいビジネスモデル」にしがみつき、  今は産みの苦しみ  夜明け前が一番くらい というような「効かない呪文」を唱えながら、多くの出資者に迷惑をかけて消えていくベンチャービジネスがいかに多いことか。 ビジネスというのはそんなに甘いものではないのです。 >創業者はクレージーか? パッションが必要だし、アーティストに近い。そして、大きなアイデア、仮説を試すのだ。「もとからそこをねらっていたよ」と成功した起業家は過去を作り話で語るが、ほとんどそんなことはない。理屈だけでは成功はしない。合理性と非合理性とのバランスが大切だ。 正直、 「フランチャイズ起業」では必要ない領域の話です。 ベンチャービジネスの創業者に必要なのが、  クレージーと並外れたパッション であるなら、 「フランチャイズ起業」においては、  素直に学ぶ力と愚痴らず正しい努力を継続できる姿勢 が必要です。 レベルは違います。 ただ、フランチャイズ起業をする方全員にも、 「そもそもの起業の難しさ、商売の難しさ」 は知っておいて欲しいと思います。 起業は誰でも出来ますが、食っていけるか?は別問題です。 当たり前ですが、 サラリーマンが安定しなくなったから、 「起業の安定度が増した」 わけではありません。 たまに、 フランチャイズ起業の成功確率は何割くらいですか?」 といきなり質問される起業相談者が「います。 その時は、 竹村は必ずこう聞き返しています。 「一般的な起業の成功確率は何割くらいですか?」 と。 ここが大幅にズレていれば、 「間違いなくこのまま会社に勤めたほうが良いですよ。」 と説得(?)してお別れしています。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加しました。 ワンクリックが励みになります。
起業・独立 ブログランキングへ ただ起業するんじゃない、「アントレプレナー」になる、という方は是非。
アントレプレナーの教科書アントレプレナーの教科書
(2009/05/09)
スティーブン・G・ブランク

商品詳細を見る