ヤクルトレディのやる気が世界を変えていく、という話
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
何十年かぶりジャムを塗ったトーストを食べました、竹村です。
本日はこの記事から。
「ヤクルト」というのはスゴイ会社です。
正確に言えば、
「ヤクルト」という乳酸飲料がスゴイ、のではなく、
「ヤクルトレディ」がスゴイ。
「ヤクルト・レディ」というビジネスモデル、
「女性による個宅販売」
という仕組み、組織作りがスゴイわけです。
この
「女性による個宅販売」
というビジネスが、全世界に「輸出」され、大成功しているわけです。
>世界31カ国・地域で事業を展開。販売を担う「ヤクルトレディ」も海外では4万1600人と、日本の4万600人を上回った。
素晴らしい「雇用の創出」です。
「ヤクルトレディ」の歴史は「50年」になるようですが、
その当時、同じように「個宅販売」をしていた、
街の牛乳屋
はほとんど無くなり、なぜ「ヤクルト」は世界を制するビジネスモデルになり得たのか?
それは、
レディのやる気に火を点け、それを高める「仕掛け」と「工夫」
があるからですね。
「やる気がある女性が稼げる」
という環境を作った、ということです。
彼女たちは、1本売る毎に販売手数料が入る、
「個人事業主」的な立場です。
会社は、
彼女たちがやる気を出して「あと1本!」と頑張るように環境や制度を整える。
月5000円~10000円で子どもを預かる託児施設は有名ですが、特注の電動アシスト自転車やクーラーボックス等、
いかに女性にやる気を出してもらうか?
が会社のノウハウであり、
そのノウハウが全世界に通用する、ということです。
「営業」を経験した方、とくに「営業マネジメント」を経験した方なら同意いただけると思いますが、
この仕事は、「男性」にはできない仕事です。
営業力があっても、です。
「女性」だからこそ、毎日毎日、「あと1本!」とサボらず地道に頑張れる。
で、そういう「女性」特有の
「真面目な持続力」
というのが世界共通なのでしょう。
以下、記事に出てくる、
インドネシアから表彰パーティーに参加したユユンさんのエピソードです。
>「昔はギリギリの生活だったけど、今は少し余裕ができた」。離婚しているユユンさんは00年にヤクルトの仕事に就く前は街の市場で衣料を売って生活していたという。
ヤクルトでの稼ぎで6人の子供を育て上げ、すでに5人は結婚などで独り立ちさせた。毎朝5時に起き、7時ごろには家を出る。手押し車などに商品を積み、担当地域を隅々まで巡回し、仕事を終えるのはいつも夜6時ごろだ。
経済成長の追い風もあったが「家を訪問したときの話し方など接客の研修を続けて売り上げが伸びるようになった」。月収は日本円換算で3万7000~3万8000円で法定最低賃金の2倍以上は稼いでいるという。「自分の家を建てること」を目標に仕事を続けるつもりだ。
離婚したシングルマザーが、ヤクルトレディで6人の子を育て上げる。
これは、「雇用創出」を超えた「社会利益の実現」といっていいですね。
今回はこんなところで。
後ほど、昨日の「こころ説明会」の動画UP予定です。
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