竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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峯岸みなみさんの「丸坊主謝罪」に企業の謝罪会見を考える

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おはようございます。 元女子柔道界のアイドルR.T氏の常に上から目線発言が気に障る、竹村です。 昨日UPした「学習熟キャバクラ論」はなかなか反響がいいので、 また続編をUPしたいと思います。 誤解も承知で「学習塾は子どものキャバクラだ!」という話 次回は「親」とのコミュニケーションですね。 これも基本は同じ。 親の「モチベーション」を上げるのです。 さて、今日はちょっと指向をかえてこのの話題から。 AKB48峯岸みなみさんのお泊り謝罪の「坊主頭」ですね。 峯岸さんについてけして詳しくはない(顔見ても名前は出ない)レベルの竹村ですが、 この「謝罪」会見(?)は、なかなか良いと感じました。 3分位なので、時間があれば是非。 何より、この手の会見の常套句である、 「記事に書かれていることは全てが本当ではないですが」 的フレーズがないところが良い。 そんなことはいちいち言わなくてもファンは分かっているのです。 「全ては私が悪くて、全責任は私にある」感が伝わってきます。 その上で、どうしても「AKBに残りたい」 そのためなら「何でもする」を行動で示しての 坊主頭 なのです。 とにかく、こういう「謝罪」は内容じゃなく、「印象」ですよね。 過去の、ひどい謝罪会見、がいくつか思い出されます。 とくに、企業の「ワンマン社長」というのが危険。 「東横イン」社長とか信じられない酷い会見をし、その後号泣謝罪、とか。 東横イン社長、号泣謝罪会見 近頃で酷かったのはやなりこれですね。 「大変失礼いたしましたっ!!!」と逆ギレして頭をペコリと下げ(?)て退出。 目線からいっちゃってます。 この会見の酷さから、拡がって結局「牛生レバー」が店で食べられなくなったわけで、 国民にかけた「迷惑」は計り知れないものがある気がします。 ただ、一方で、事件が明るみに出たが、その謝罪の印象が良く、 その後かえって商品が売れた、なんて例もあります。 白い恋人、赤福、船場吉兆 明暗を分けた謝罪会見(1) 白い恋人船場吉兆の何が違ったのか、考えてみるべきでしょう。 しかし、この「謝罪」というのは本当に難しいようで、 これ専門にコンサルティングをする会社もあるくらいです。 上場企業の役員なんかから問い合わせが引切り無し、 という噂です。 経済産業省もこんな立派なマニュアルを出しており、その中でも、 「謝罪会見」の仕方はかなり詳しく書かれています。 リコールハンドブック2010<経済産業省  ・「事実を伝え、情報を隠匿しない」(情報を小出しにするな)  ・「早急に実施(リコール実施決定後1~2日以内)」(グズグスするな)  ・「表明内容は、必ず経営トップの責任で作成」(トップが会見に出ろ)  ・「消費者、報道機関等の目から見て誤解を与えない内容」(責任転嫁するな) 他にも半笑いをしない(←実はよくある)、 いい時計をしない、なんてのがありますね。 正直、そんなことか、という気もしますが、 実際の会見ではこれができないんでしょう。 「フランチャイズ」においても、万が一を想定した対策は必要です。 とくにFCの場合、ひとつの加盟店が不祥事を起こせば、「同じ看板」全ての加盟店に影響が及びます。 例えば、思い出されるのが、コレ。 ペッパーランチ 店長が女性客レイプ事件 これなんか、どう考えてもひとつの「狂った店舗」の話ですが、 起きてしまえばそうはなりません。 絶対にそういうことを起こさない、という意識と、 それでも万が一起きてしまったら、 というリスク想定の両方が必要でしょう。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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(2007/02)
中島 茂

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