竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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リクルートとリクルート事件。江副浩正さんのご冥福をお祈りします。

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おはようございます。 三連休は関係なし、竹村です。 リクルート創業者の江副浩正さんが亡くなりました。 リクルート江副浩正元会長死去<NHKニュース リクルート事件までの、起業家ならぬ「企」業家としての手腕は、 本当は見事で、 常に「新規事業を企てて新市場を創って」こられた経営者。 当時まだ若かっただけに、あのまま事件が無かったら・・・ とは誰もが考えたことです。 リクルート事件は、大学時代でしたので、かなり記憶も鮮明です。 当時、国会でこの問題を激しく追求していた、楢崎弥之助議員が、「隠し撮り」を行って、 社長室長という方が、贈賄を申し込む姿がニュースで流れ、 その姿に、  ああいうサラリーマンにはなりたくないものだ と思ったのを思い出します。 しかし、この事件に関しては、どこまで「事件」なのか? と思いますね。 江副さんは、のちに自らの著書で、 「政治のために好かれ、と思ってやった事が逆になった。」 と後悔を語っています。 それが本心でしょう。 「献金かワイロか」については小学校時代にロッキード事件ががあり、 「政治とカネ」はどこかでセットなのだろう という感覚が当時ありました。 どこまでが政治献金で、どこからが贈収賄なのか? ですね。 そこにはグレーゾーンがあり、 「限りなく賄賂に使い献金」もあったのだと思います。 「未公開株」の譲渡ですから、絶対上がる、と言い切れるものではありません。 未公開株には未公開株のリスクはあるものです。 ただ、上場が決まってるリクルートの子会社、ですから、 それは「上がるに決まってる」と。 そこが「問題」だったわけですね。 竹村が、政治家の皆様に 「このFCは絶対に上手くいくから、4つ、5つ加盟しておいて下さい」 というのは問題ないわけです。 江副さんとしては、その感覚だった、と思います。 当時この事件で、よく使われた言葉を思いだしました。 それは、 「濡れ手で粟(アワ)」 です。 濡れた手で粟をつかめば、粟ツブがいっぱい付いてくる。 →労せずにして利益をとること ですね。 「他人が濡れ手に粟で儲けること」に抱く悪感情、嫉妬心というのは当時スゴイものでした。 ただ、この「リクルート事件」でマスコミが煽って、多くの国民が抱いたそんな「感情」は、 今度は、 「うちの会社も!俺も!私も!」ということで、 みんなで手を濡らして「株だ!土地だ!」に突っ込むわけですね。 そしたら、濡れ手に「粟」ではなく「泡(バブル)」だった、という・・・ 確かに「泡」も濡れ手にくっついてきますからね。 その後の「バブル期」にあまりにピタリとハマったので、 その後、 「濡れ手に粟」は「濡れ手に泡」と勘違いされて、誤用されていきます。 誤字等No.128 【濡れ手に泡】 確かに「濡れ手に泡」というのもイメージ鮮明で面白い。 さて、本日は何かとりとめもない内容になってしまいました。 最後に、江副浩正氏という名経営者がつくった「リクルート」という会社の、最大の功績について。 これは、 沢山の「経営者」を輩出した ということですね。 リクルートを卒業し独立雨起業した経営者、というのは皆様の周りにも沢山いらっしゃるはずです。 リクルートの遺伝子をもって、進取の精神に富み、新規開拓の営業力がある。 リクルート彩をそのような「経営者輩出機関」とみれば、その「功績」は日本経済誌に燦然と輝くものになると思います。 江副浩正さんのご冥福をお祈りします。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ もっと表へ出て言いたいこともおありだったはずです。
リクルート事件・江副浩正の真実リクルート事件・江副浩正の真実
(2009/10/23)
江副浩正

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