竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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ベネッセ「進研ゼミ」会員減少、その理由を考察する!?

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おはようございます。 朝からの日経平均の上げ幅に驚く、竹村です。 今日発売の週刊現代も1万5000円までは絶対大丈夫、や武者さんの「4万円台まで見えてきた」なんて記事も! さて、本日のお題はコレ。 ベネッセHD、「進研ゼミ」入会回復へのチャレンジ 教育産業の雄、ベネッセ・コーポレーションの、 「進研ゼミ」会員減少 の記事です。 >同社は2012年度の延べ在籍者数の計画を前期比0.3%増から0.7%減へと引き下げ、通期の業績予想も下方修正した。 「減少」といってもこの程度ではありますが、 >新規の入会者が想定よりもとれなかったという前例のない事態に直面している。 今まで「想定を下回ったことがなかった」というのもスゴイ話ですが、初めて予想より会員が取れなかったわけです。 >落ち込みは小中高のコース別や地域別でみても特に大きな偏りはない。全体が漠然と減っているのが現状で、経営陣も明確な原因を分析しかねて首をかしげている。 経営陣も首をかしげてる・・・って、流石に、そんなことはないと思いますが。。。 ただ、「複合的要因」としている、 ・景気減速による教育費の絞り込み、 ・新学習指導要領で学校が補習を手厚くしている、 ・塾との競争が激化している 等はどれも多少の影響はあっても、大きくブレーキがかかる要因ではありません。 どうでしょうか? やや強引に理由を言うとすれば、 「進研ゼミの強み」 が薄れていきているのだと思います。 「進研ゼミの強み」とは何か? それは、 DM(ダイレクトメール)戦略、ですね。 以前一度書きましたが、進研ゼミのダイレクトメール、というのはノウハウの塊、なのです。 タイミング コピー リスト が三拍子で、全国全ての小中学校の行事まで把握し、 運動会が終わったら、「そろそろ勉強モード!」 中間テストが迫ったら「まだ間に合う!」 中間テストが終わったら、「期末で逆転!」 というふうに届く。 竹村の自宅にも、もちろん届きますが、 マンガで、 「お母さん、お父さんが忙しい時はダメ、そういう時は避けて自分からやりたいと言おう!」 (お母さんがお茶を飲みながら雑誌を読んでる時、とか!なんて細かいっ) とか 「一度断られても、もう一度言ってみよう!それで大人はキミのやる気を判断してるんだ!」 (小さな声はダメ、モジモジしないこと!なんてアドバイス!) とか、もう、アッパレです。 「ダイレクトメールはセールスマン」 とう発想ですから、動機付けからクロージングまでやるわけです。 で、この「ダイレクトメール」が徐々に徐々に効かなくなってきてる、 ということが社内ではわかっていたはず。 やはり、 「ネット」で情報収集する時代に徐々に、響かなくなっていたはず、なのです。 なので、ダーレクトメールの内容自体が「迷走」した、と言えます。 その象徴が、ネットでもかなり叩かれた(笑われた)このマンガ。 個人的には、このシュールな感じは大好きですが、 流石に「しまじろう」「コラショ」ときたイメージでこれはないでしょう。 立派に13歳に育った桃太郎が「鬼退治」に行くというと、 おじいさんとおばあさんが悲しい顔で、「もうすぐ学年末テストじゃ・・・」 って・・・ いくらなんでも、前のDMの反応が堅調に推移していていきなり、このタッチはないでしょう。 ベネッセはそこまでチャレンジングな企業ではありうません。 だから、ベネッセの強みDMの反応率はかなり前から落ち始めていた、というのが竹村の推論です。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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(2008/09)
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