竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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昨日「ズレてきた」と書いた「進研ゼミ」のDMを解剖する・・・

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こんにちは。 イタリア、ベルルスコーニさんは人気あるんですねぇ、竹村です。 やはり、「国民性」というものがあり、イタリア人にとって「緊縮財政」というのは、相当な経済的拷問なんdしょう。 日本なら、みんなが我慢してればかなりの我慢がきくんでしょうが。 それにしても、このニュースだけで、一気にユーロ安、ドル安、円高。 一気に1ドル90円、は振れ幅が大きすぎる気もしますが、 もともと、今回の「円安」はアベノミクスとユーロ危機の回避の相乗効果、ですから、ユーロの懸念が再浮上すれば、歯車は大きく狂います。 さて、昨日の記事が結構反響がいいので、もう少しツッコミます。 昨日の記事↓↓↓ ベネッセ「進研ゼミ」会員減少、その理由を考察する!? 昨日は、日経の記事から、「進研ゼミ」の失速、について書きました。 ダイレクトメールという進研ゼミの強み、が少しずつ時代とズレてきた、 という書き方をしました。 しかし、そう書いて改めて、届いているダイレクトメールを見ると、 やはり「学ぶこと」だらけ、だと感じました。 細かいところは「ズレ」もあるんでしょうが、やはりこのDMは見事です。 どのような商売で起業するにせよ、 「マーケティング」 が絶対に重要になります。 ジェイ・エイブラハムやダン・ケネディも良いのですが、 体現されたダイレクトマーケティングの「原則」はここから勉強できますね。 「ダイレクトメールは家庭に入れるセールスマン」である。 という考え方を頭に入れて、ちょっと見ていきましょう。 竹村の長女(小4)に届いた、DMを開けてみます。 モチロンこれは女の子向け。 判断しにくい名前でも「男女の間違い」は絶対ありません。 「ステキな5年生」ですが、ここは低学年だと「カッコイイ1年生」、「ミラクル3年生」。 これで反応が違うのでしょう。 で、開けてみるとこんな感じ。 今回「興味換気」のメインと思われる「ゲーム機」は実物大で紹介。 必ず「開けさせる」、営業マンで言えば「話を聞いてもらう」ために、 特製「赤ペン」も入ってます。 そして、最大のセールストークはこの「マンガ」でなされます。 顔の半分が瞳!のちゃお風タッチ。 途中の「ストーリー」は省略しますが、 今はちょっと努力の足りない4年生が、「ステキ」になろうとする ・・・等身大の刷り込み。 そして、ここからが本番の「クロージング」。 「今だけ」の「特典」を用意して、 「始めるなら今しかない・・・!!」 「いつやるの!今でしょ!」です。 これを言えないヘタレ営業マンが世の中に沢山いますが、このDMはちゃんとやります。 そして・・・ 「どうせまた続かないんじゃない?」 と思ってるお母さんに、 おねがい!!! です。 ちゃんと手とり足とりの 「やる気が伝わるアドバイス」まで丁寧についているのが進研ゼミ流! どうでしょう。 AIDMAとかAISASとか、DRMとか色々ありますが、 【保存版】「AIDMA」「AISAS」など『消費者購買行動モデル』まとめ まず興味を持ってもらって、 気持ちを動かして、 今、行動して決めさせる その全ての要素をやってるわけです。 スーパーセールスマン、といっていいでしょう。 そして、最後に付け加えると、 このマンガでわかるように、 ほとんどの場合「やりたい!」というのは子どもの方なんですね。 それをやらせるか判断するのが「親」。 ただ、普通の親なら「本人がやる気になっているなら・・・」と、 自分は上から下までユニクロ着てでもやらせたい、と思う。 ここが「塾」を含めた「教育産業」が堅い大きなポイント、です。 これが、「親」がまず判断して、子どもに「やらせる」というマーケットだったら、 教育産業は今の1/3程度のマーケットしかないでしょう。 勿論、周りの友達がやってるから、というのがきっかけだったりするのですが、 とにかく、本人の「やる気」がベースになっているマーケットは強い、と感じますね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! 下降気味ですっ。声援のワンクリックお願いしますっ。
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