永守重信社長の「創業者は自信過剰でかまわない」論に思う
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
イタリアは、最悪の展開にならず一安心、竹村です。
それを受けて、アメリカは株価史上最高値にあと90ドル!に迫るという株高。
そう考えると、日経平均というのは、バブル時の38000円から、昨年の8000円、つまり、30000円下がってたわけです。
アメリカは、リーマンショックの張本人であり、もちろん雇用の問題も財政の問題もある、しかしこの「差」。
「株敷市場」というものの位置づけ、国民の考え方の違いも大きいのでしょう。
さて、本日は、日本電産 永守重信社長の「起業」へのメッセージを紹介。
日経デジタルの「経営塾」から、
タイトルは、
「創業者は自信過剰でかまわない」
日本電産 永守重信社長(1) 創業者は自信過剰で構わない
永守さんの「熱さ」は好きですね。
神様、稲盛さんの「悟りの深い言葉」とはまた違った「熱さ」がある。
また、リーマンショック後には、
「もうこれまで積み上げたノウハウは通用しない」
と、1ヶ月間行き先は言わず、図書館で勉強した、
なんてエピソードにも惹かれます。
とにかくエネルギーの塊、なのです。
楠木 建の「戦略読書日記」【第1回】<『ストーリーとしての競争戦略』
その永守さんが、「起業」について語っています。
日本電産 永守重信社長(1) 創業者は自信過剰で構わない
永守さんは28歳で起業してますが、最初から「将来は社長になる」志向。
きっかけのひとつは、
>3年生のときに同級生の家庭を訪問し、衝撃を受けたことだ。座敷に模型の電車が走り、おやつにチーズケーキを食べ、夕食はステーキだった。この裕福な同級生の親は、会社の社長だった。将来は社長になって立派な家に住みたいと強く思った。
やはり、子ども心に、こういうのは「大事」じゃないでしょうか。
ここで、「親」が「お前もああなってね」と言えるか否か?
結構少ないんじゃないか、と思います。
逆に、「幸せってのはお金じゃないんだよ」と言えば、子どもの「ひとつの可能性」を潰す可能性があります。
応援すると約束していた取引先から「料金の前払い」を要求される、など起業当初は出鼻をくじかれることも多かったが、
>夢を追う気持ちの方が不安よりはるかに大きかった。将来は必ず成功すると信じて疑わなかった。創業者は自信過剰なくらいでないとだめだ。
>昼間は社員全員が営業に回り、会社に戻ると作業着姿でモーターをつくった。競争相手の半分の納期で仕事をすると広告を出し「できると思えばできる」と唱えながら会社を成長させていった。
大風呂敷を広げて、それを詰めていく。
これがベンチャーです。
周りからは「無理」と思われることを、「できる」と言って、「やってしまう」。
これがベンチャーです。
これをやるには「自信過剰」でないと。
>当時に比べ、いまの日本には創業を支援する制度がそろっている。大企業を中心とする系列取引が減っており、新興企業が伸びる余地は大きい。それでも起業が増えないのは、これに対する世間の評価が低いからだ。
>若者の起業を歓迎しない教育者の意識改革も必要だ。
ここも、まさにそのとおり、と思うのです。
先生に「将来社長になりたい!」と言ったらどういう反応が返ってくるのでしょうか。
幼稚園の先生、「ズゴイ!頑張ってね!」
小学校の先生、「大きな夢だね!」
中学校の先生、「そりゃ難しいぞ・・・」
高校の先生、「やめておけ」
多くの場合こんな感じじゃないでしょうか。
「学校の先生」に「起業の魅力やリスク」はわからない、のは仕方のないところでしょう。
「お前の今の偏差値ではここの受験が安全策」なんて指導をしている頭で、自分が望んだことも、考えたこともない「起業」や「ビジネス」について教えられるわけもありません。
「社長になるなら、お前くらいのカワリモンや、自信過剰がちょうどいいんだ!」
なんて指導できる先生はなかなかいないでしょう。
永守さん自身は、学生時代に、「二人の師」と幸運にも出会い、自らの「起業の道」を切り開いていくのですが。
そのあたりも含め、このブログで読めますね。
(全文読むには有料会員登録が必要ですが)
永守重信 日本電産社長<経営者ブログ<日経デジタル
「極端」な話も多いので、好き嫌いあると思います。
が、
この永守さんの「熱さ」は、たとえ時代がどう変わろうとも、必要な要素だと思います。
本日はこんなところで。
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