「ハードワークと実力主義」はブラック企業か!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
子どもたちは強風の中ディズニーランドへ、竹村です。
本日はlivedoor NEUSから気になった記事を。
なぜリクルートは、ブラック企業を次々量産してしまうのか?
ブラック企業アナリストの新田龍氏の記事が元ネタのようです。
新田龍氏のアメブロ
>「魅力的に見える求人」を出稿すれば、学生が安易に飛びついてくるからだ。そこでブラック企業は出稿量が増え、リクルートにとって優良な顧客になり、必然的にリクルート社員とブラック企業の担当者は強いつながりを持つこととなる。
>そして、リクルート社員が独立をする際には、こうした人脈を活用しようとする。そのため、リクルート出身者はブラック企業がはびこる業界に参入することが多いわけなのだ。
>つまり、リクルートの作ったサービスがブラック企業の温床になっていることに加え、そこで得た人脈をもとにブラック業界に参入し、社員をガムシャラに働かせるという事態が発生している。
確かに一理…そういえなくもない、とは思いますが、なんか違和感が。
それは、そもそものここでの「ブラック企業」とはどんな会社か?
ということです。
この記事では、まさにその点を、
>同社は毎年「就職人気ランキング」上位に名を連ねると同時に、「ブラック企業ランキング」でも名前が挙がる特異な企業のうちのひとつだ。
と書いている。
そもそも、リクルートという会社が「人気企業であると同時にブラック企業」だ、ということです。
人気のあるブラック企業?そりゃ何だ?
という話ですね。
これを理解するにはまず、ここでいう「ブラック企業」の定義を統一しないといけません。
この記事で言っている、「ブラック企業」とは、
>「徹底的なハードワークと実力主義」
だというのです。
しかし、これは「成長志向」の企業なら当たり前、であり、少なくともそういう社風の中で、血眼になって働く社員が集まってこなければ、新市場でシェアを獲得していくような「急成長企業」にはなりません。
「徹底的なハードワークと実力主義」=ブラックなら、竹村がサラリーマンとして経験した3社も全てこの分類、でしょう。
例えば、新卒で入った東進ハイスクール(㈱ナガセ)では、毎年生徒募集期の2月と3月は1日も休みはありませんでした。毎年、井の頭公園に桜が咲く頃に一段落し、ようやく「休み」がとれるのです。
今でも「桜」を見ると、「やりきった、休みだ」というあの時の感覚を思い出します。
次に転職したベンチャー・リンクもオフィスの電気が消えることがない(朝まで仕事している)ので、「不夜城」なんて言われてました。
「keep busy」=忙しく有り続けることこそ、有意義な働き方である、と教えられました。
「急成長」する企業なんてそんなもんです。
「ゆとりある急成長企業」なんてものは世の中に存在しないはずです。
なので、リクルート式の「徹底的なハードワークと実力主義」」がブラック企業の定義だ、といわれると、大いに違和感を感じるわけです。
ただ、視点を変えればその見方もある、とは思います。
それは、そういう社風の場合「ついていけない」という社員はどうしても出ます。
体力的、精神的、環境的に。
で、ついていけなければ、「実力主義」の中で、給料も上がりませんから、辞めていきます。
これは仕方のないこと、です。
なので、リクルート社が、ある人からみれば大いに満足のいく企業であり、別の人から見れば、ブラック企業である、ということが起こるのは当然です。
「ブラック企業」にも様々な「定義」があるわけですね。
竹村から見て本当に酷い「ブラック企業」というのも存在します。
フランチャイズ業界にも「ブラックFC」という言葉は存在します。
これも「定義」が曖昧な部分があるのだろう、と思った次第です。
もしご自身の検討されているFCが、心配な方は、お気軽にメールください。
info@ytakemura.com
本日はこんなところで。
「人気ブログランキングに参加中!
ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ これは映画化もされましたね。これぞブラック、でしょう。
人気ブログランキングへ これは映画化もされましたね。これぞブラック、でしょう。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (2008/06/26) 黒井勇人 商品詳細を見る |