「昔FCは強かった…」オートバックスFC黎明期の話など
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
生暖かい強風が吹いている新浦安から、竹村です。
昨日は、横浜で竹村が月1回参加している経営者勉強会に参加。
この勉強会は何かテーマを決めて、準備して臨む、というようなものではなく、様々な事業をやられている方々が自分の仕事の「近況」を語り、そこから色々ディスカッションしていく、という勉強会。
一見、ゴールのない雑談のように見えますが、そういう中にネットやマスコミでは得られない情報、というのがあると感じ、竹村は毎月参加させていただいています。
昨日は、先週フランチャイズショーが開催されてこともあり、
「フランチャイズ」についての話が盛り上がりました。
現在2つの本部の加盟店として複数店舗を展開している社長からは、
「今回FCショーに出展したFC本部のうち5年後も出展しているところは何割だろう?
5割?いや8割なくなるかも。」
なんて過激な意見も。
どうでしょう?
8割はともかく、5割は「入れ替わっている」
というところでしょうか。
もちろん、
「私が関わったFCは全て残ってますよ!」
ということで。
そんな中で、オートバックのFCを初期から関わったK社長から、貴重な話が。
オートバックスのFC展開は1975年から。
40年近く前になります。
どのように「オートバックス」というFCが日本に拡がっていったか?
というと、それは
「圧倒的な業態力」
だった、とのこと。
函館の店がFC1号店だったそうですが、その店が驚異的な売上を上げ、新聞、雑誌に紹介されて、この「大型カー用品店」という業態が知名度をあげていった、そうです。
そうなると、
各地での「カー用品」を扱っている店は、
「あんな店が近くに出来たらエライことになる」
という感じで、オートバックスにFC加盟していった、との話でした。
ナルホド、という話です。
これは、「昔話」です。
高度成長期真っ只中、の話ですから、そんなFCが今後出てくる、とは思いません。
ただ、
「昔、フランチャイズはそれほど強かった」
という歴史認識は大事だと思います。
で、時代が変わって、
フランチャイズは弱くなった、ではなく、
「フランチャイズとしての新しい強み」
を持たねばなりません。
それが無ければ、「FCに加盟する意味」が無くなるわけです。
「FCに加盟する意味」考えることは大事です。
やや強引に言ってしまえば、
FCの仕組みによって、
売上を10%、15%上げてくれるから、
あるいは利益を倍あげられる仕組みがあるから
売上からロイヤルティを払っても、
価値があるのです。
オートバックスの時代はその「看板と規模」でお客様を集めるという「価値」があったわけです。
オートバックスに加盟すれば「売上が上がった」ということです。
月商800万の焼肉屋はいくらでもありましたが、「牛角」はそこから150万、200万利益を出すという仕組みがあり、それが「FCとしての価値」でした。
そんなことを考えながら、
3月27日発売の次号アントレのHero'sの広告が届きました。
もうお馴染み、FC1号店松田社長、です。
開業3年でこの数字。
少々儲かりすぎ(笑)な気もしますが、トップ加盟店はこのくらい
「飛び抜けた数字」
を出さなければダメだ、と思います。
そして、この
「飛び抜けた成功事例」
があることが、このFCに加盟する価値、だと思います。
竹村からこの「ヒーローズ」について聞いてみたい、という方はコチラから。
お気軽に。
個別指導学院 Hero's (ヒーローズ)
本日はこんなところで。
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人気ブログランキングへ オートバックスの創業者はこの住野さん。アメリカに行ってこんな店が日本でも流行るはずだ、発想から生まれた店です。
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