竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「若者」「ばか者」「よそ者」発想で、寝ぼけた業界を叩き起こせ!という話

竹村義宏のフランチャイズBlog

こんばんは。

 

本日二回目のUP、竹村です。 本日の日経本紙朝刊の記事から。

 

ブックオフ創業者、坂本孝氏が「外食」に身を転じ、「高級立ち飲み業態」で続々と繁盛店を立ち上げており、この成功には「よそ者」=異業種からの発想がある、という記事です。

 

 

 

外食揺さぶる「俺の」革命<日経デジタル記事(有料会員限定)

 

有料会員限定記事なので、要点を引用します。

 2011年9月に1号店を開業してから、低価格の高級割烹(かっぽう)店を含め、早くも14店に達する。仕掛け人は中古書店を運営するブックオフコーポレーションの創業者、坂本孝氏。書籍流通に風穴を開けた同氏が今度は外食を揺さぶる。外食チェーンは原材料の仕入れコストを通常、売上高の3~4割に抑えるが、「俺の」シリーズでは低価格で高級料理を出すために6割を目安とする。

 

「原価6割」が出来るのは、この業態が「立ち飲み」だからです。

 

店に行けば、  「高回転」×「坪単価」 が実感できます。 確かに「原価6割」であろうオマール海老ですが、通常の着席フレンチの10倍の坪効率はあるでしょう。

そんな中食べますので当然「長居」もしないでしょう。

 

「業界の常識は分からないことが功を奏した。株式上場も目指す」(坂本氏)

 

確かに「立ち飲み業態」=低価格 というのがそれまでの業界常識です。 激安居酒屋戦争の中で、立ち飲みだから更に安くできる、という流れでした。 そこは業界常識の「裏」といえば、「裏」。

 

近年は国内でヒット商品がなかなか出てこない。理由の一つが経費削減から採用を絞り込んだ結果、業界も企業も人材の同質化が進み、発想力が低下したからだろう。組織の活性化には新しい視点を持つ「若者」「ばか者」「よそ者」が必要というが、若者の数が減る時代。よそ者視点を備えた企業は強い。白物家電に参入し、成長を続ける生活用品の製造卸、アイリスオーヤマ。同社も不況が続く家電業界で「よそ者」力を発揮する。

 

アイリスオーヤマについても確かに、この類の「成功」です。

 

昔このブログでも書きましたので、ご興味のある方は下の<関連記事>からお読みください。 この「よそ者発想が大事」という考え方は、ずっと言われ続けているものです。 ひとつの「成功法則」といって良いものです。 もう少し進めた言い方としては、 「小さな成功は同業種から盗め、大きな成功は異業種から学べ」 というものがあります。 この考え方と、セットで考えたいのが、 「市場は飽和していない、飽和しているのは我々の頭の中だ」 というものです。

 

この2つの考え方から、ひとつの仮説が出てくるわけです。

 

それは、 成長している業界よりも、成熟業界の方が実は成功しやすい ということです。 成長業界は「これから市場のパイが大きく」なる業界。 一方、 成熟業界は、「すでに大きな市場のパイ」がある業界 と「言えるわけです。 成長はしない(もしかしたら縮小かもしれませんが)大きい市場がある。 そして、競争がユルイ、のです。 なぜなら、競合となるライバルたちは、 「もう市場は飽和している」 と考えているからです。この業界は伸びない、とアキラメているのです。 実は飽和しているのは自分たちの頭なのに。

 

そこに「異業種」=「よそ者」発想で新しいことをやれば、 今まで寝ていた市場が起きてくる、というイメージです。

 

少々理屈っぽい書き方になってしまいましたが、 そんなふうに考えて、 外食市場における「俺の」業態の躍進や、 家電の市場を奪取していくアイリスオーヤマ みてみれば、ナルホド、と思えると思います。

 

一応今までの関連記事をまとめました。↓↓↓

 

 

「ガイアの夜明け」で「俺のフレンチ」半年の進化を観る・・・

アイリスオーヤマの家電本格参入に「ピンチはチャンス」を考える 「家電業界もフランチャイズ業界も同じです」という話

「新フランチャイズ」とテンプレートビジネスの関係とは?

 

本日はこんなところで。