竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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IBJ社の「日本結婚相談連盟」はほとんどFCビジネス

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こんにちは。 値上げカルテル容認、消費税還元セール禁止、ってそこまでやるか、竹村です。 政府の圧力で自販機は一律150円!とかまでありそうで(笑)。 昨日の日経デジタルの記事に、IBJの記事が出てますね。 元興銀マンが起業した婚活ビジネス その名もIBJ IBJ社は昨年12月にジャスダック上場した、「婚活サービス」企業。 社長の石坂さんは興銀出身。 銀行合併で「みずほ」になった時に退職し、外資系金融など経て起業。

石坂は学生時代からイベントが好きで、興銀時代も合コンのセッティングが得意だった。まだ婚活という言葉もない時代だったが、結婚に関する情報サービスならいけるのではと考えた。

なぜ「イケる」と考えたかというと、

出会い系サイトを運営する会社は山ほどあったが、真剣な出会いを求める人たちのニーズに応えていない。顧客の信頼感をかち得るうえで、東大卒、興銀OBという経歴はプラスになると考えた。

「学歴」「キャリア」はこういう使い方もありますね。 そもそも、「婚活」では「学歴・キャリア」はポイントになるわけですから、それをやってる企業のTOPもそのイメージは大切でしょう。 で、なんでIBJ社の話をしてるんだ、という方もいるかもしれませんが、 ここはあまり知られてませんが、 ほとんどフランチャイズ・ビジネス、だからです。

全国850の結婚相談所と提携し、真剣な出会いを求める男女約4万7000人の情報をネットで一元管理している。各地の相談所から加盟料を取っており、これだけで毎月2000万円強の安定収益となっている。

要するに、 全国に850の加盟店があり、 そこからの安定収入(=ロイヤルティ)が月2000万円 ある、ということです。 「フランチャイズ」という言い方を使っていないだけです。 ただ、こちらを見れば、 日本結婚相談所連盟 ホームページ 「独立開業はこちら」 の欄で詳しく説明されているように、ほぼFCです。 小資本で独立! 充実のサポート ですから、まるでFC。 学習塾やコンビニでのFC加盟との比較で、加盟メリットをアピールしています。 「相談所」といっても自分ひとりでやって、面談は、「ホテルのラウンジ」を使う、そうですから確かに、かなりの小資本独立。 というか、 これは、 フリーの「婚活カウンセラー」となって、全国の加盟者同士で「会員=登録者」を共有し合う、というシステムですね。 年に何名成立させれば、成り立つのか、等細かなビジネスモデルまで調べてませんが、「市場」としてはありそうです。 旧タイプの結婚情報サービスと、「出会い系サイト」の「間のゾーン」を狙った形ですから。 おそらく、 「正統派出会い系サイト」を、 「IT 婚活サービス」 と名打ったところに成功があったと思います。

石坂も江口も婚活ビジネスの将来は明るいとみている。現在、20歳から59歳の未婚者数は2711万人で、うち41%の1111万人がなんらかの婚活をしているという。IBJの調べでは、合コンに参加するなど婚活にかけているコストは年間6万3000円で、推計される婚活市場の規模は総額7000億円となる。

「探している」という人たちを結びつける、 マッチング・ビジネス という意味では、竹村がやっていることと近いわけです。 ですから、こういう仕事が「成り立つ理由」はよくわかります。

アベノミクス効果で景気回復が鮮明になってくれば。「これまでの生活防衛型の結婚から、前向き人生設計型の結婚が増えてくる」(石坂氏)。

そんな分析はともかく、いつの時代も、「結婚したいが良い相手と出会えない」という層はいますから、必要とされる商売です。 「研修とサポート」で誰でもできる、かどうかは少し疑問ですが。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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臼井 令子

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