竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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「COCO塾ジュニア」の主婦力活かした「くもん式」式展開は果たして・・・

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こんにちは。 汚染水処理の酷さはもう少し報道されても良いのでは、竹村です。 本日は、このところ展開急なココについて。 COCO塾ジュニア」展開開始! 「フランチャイズ展開」も大々的に打ち出しています。 新ブランド「COCO塾ジュニア」展開に関するお知らせ 本部は、東証一部上場のニチイ学館です。 ニチイ学館 ホームページ ニチイ学館の社名は「日本医療事務」からの「ニチ・イ」ですね。 「教育から就業まで」という戦略で、「医療事務事業」からはじまり、そこから「ヘルスケア」「介護」、そして「英語教育事業」へ。 実は、「介護」と「英語」は買収という形で、事業領域を大きく広げました。 「介護」はあの「コムスン」を買収し、 「英語」は「GABA(ガバ)」を完全子会社化。 GABAの買収が2011年。 COCO塾のスタートが2012年ですね。 現在、この双方の「広告宣伝量」はかなりのものです。 首都圏の電車内広告なんかでは、この2つの宣伝合戦、なんてのを見かけることも。 この2つが「同一母体経営」だということを、どれだけ知っているのか?と思いますね。 ただ、それは知らなくても 「宣伝が激しい大手英会話スクールというのは危ない」 ということは、脳裏にある方も多いのではないでしょうか。 「NOVA」と「ジオス」の事例がありますからね。 今考えても、「NOVA」の倒産は酷いものでした。 英語の講座に行ったら、講師は英語は苦手なフランス人だった、とかあまりにイイカゲンな運営で、業界では「悪徳英会話スクール」という声が起こり始めると、一気にTVCM等で爆弾的に広告宣伝費を投下。 あの「NOVAウサギ」に罪はありませんが、儲けたのは「広告宣伝屋」だけ、でした。 「適合性原則」的観点から見た「NOVA」と「広告」と「破たん対応」 ニチイ学館はそれなりに「堅い」会社であり、NOVA、ジオスからの失敗の教訓はよく学んでいると思いますが、それでもこれだけの「広告宣伝」を行う。 これは、  わかっちゃいるけど  (生徒を集めるには「広告宣伝」しかないので)  やめられない ということなんでしょう。 冷静に考えれば、消費者側にもう少し、 英会話スクールは「宣伝が派手な大手だから良い」というわけじゃない、という「教訓」が根付いても良さそうなもんだ、とは思いますが。 で、COCO塾ジュニア」です。 これは、フランチャイズ展開、というより「くもん式」的なやり方ですね。 自宅を利用して主婦が教える、というような。 ホームインストラクター募集  子育てと両立  パートとも両立 ということで「英語力のある主婦」を先生にしていくわけです。 契約金というか、登録料は「2万円」ですから、やる気があればすぐに手は挙げられそう、です。 「英語力」を眠らせている「主婦」も沢山いるはずです。 ただ… この展開の仕方は、ベネッセが、 「ベネッセこども英語塾」 で採用して、正直あまりうまく展開できてません。 ベネッセこども英語塾 教室はあるがやってるのかやってないのかわからない、という教室も多い。 「片手間」に始められるわけですから、少し上手くいかなかったら、力は入りません。 要は、 「どれだけ生徒が集まるか?」 それだけでしょう。 そこに、「COCO塾」の宣伝力がどこまで活きるか? 注目したいと思います。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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