「COCO塾ジュニア」の主婦力活かした「くもん式」式展開は果たして・・・
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
汚染水処理の酷さはもう少し報道されても良いのでは、竹村です。
本日は、このところ展開急なココについて。
「COCO塾ジュニア」展開開始!
「フランチャイズ展開」も大々的に打ち出しています。
新ブランド「COCO塾ジュニア」展開に関するお知らせ
本部は、東証一部上場のニチイ学館です。
ニチイ学館 ホームページ
ニチイ学館の社名は「日本医療事務」からの「ニチ・イ」ですね。
「教育から就業まで」という戦略で、「医療事務事業」からはじまり、そこから「ヘルスケア」「介護」、そして「英語教育事業」へ。
実は、「介護」と「英語」は買収という形で、事業領域を大きく広げました。
「介護」はあの「コムスン」を買収し、
「英語」は「GABA(ガバ)」を完全子会社化。
GABAの買収が2011年。
COCO塾のスタートが2012年ですね。
現在、この双方の「広告宣伝量」はかなりのものです。
首都圏の電車内広告なんかでは、この2つの宣伝合戦、なんてのを見かけることも。
この2つが「同一母体経営」だということを、どれだけ知っているのか?と思いますね。
ただ、それは知らなくても
「宣伝が激しい大手英会話スクールというのは危ない」
ということは、脳裏にある方も多いのではないでしょうか。
「NOVA」と「ジオス」の事例がありますからね。
今考えても、「NOVA」の倒産は酷いものでした。
英語の講座に行ったら、講師は英語は苦手なフランス人だった、とかあまりにイイカゲンな運営で、業界では「悪徳英会話スクール」という声が起こり始めると、一気にTVCM等で爆弾的に広告宣伝費を投下。
あの「NOVAウサギ」に罪はありませんが、儲けたのは「広告宣伝屋」だけ、でした。
「適合性原則」的観点から見た「NOVA」と「広告」と「破たん対応」
ニチイ学館はそれなりに「堅い」会社であり、NOVA、ジオスからの失敗の教訓はよく学んでいると思いますが、それでもこれだけの「広告宣伝」を行う。
これは、
わかっちゃいるけど
(生徒を集めるには「広告宣伝」しかないので)
やめられない
ということなんでしょう。
冷静に考えれば、消費者側にもう少し、
英会話スクールは「宣伝が派手な大手だから良い」というわけじゃない、という「教訓」が根付いても良さそうなもんだ、とは思いますが。
で、「COCO塾ジュニア」です。
これは、フランチャイズ展開、というより「くもん式」的なやり方ですね。
自宅を利用して主婦が教える、というような。
ホームインストラクター募集
子育てと両立
パートとも両立
ということで「英語力のある主婦」を先生にしていくわけです。
契約金というか、登録料は「2万円」ですから、やる気があればすぐに手は挙げられそう、です。
「英語力」を眠らせている「主婦」も沢山いるはずです。
ただ…
この展開の仕方は、ベネッセが、
「ベネッセこども英語塾」
で採用して、正直あまりうまく展開できてません。
ベネッセこども英語塾
教室はあるがやってるのかやってないのかわからない、という教室も多い。
「片手間」に始められるわけですから、少し上手くいかなかったら、力は入りません。
要は、
「どれだけ生徒が集まるか?」
それだけでしょう。
そこに、「COCO塾」の宣伝力がどこまで活きるか?
注目したいと思います。
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