竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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ユニ・チャーム「モノ創り三つの信念」は素晴らしい!

竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。 先週更新の記事なんですが、コレはイですね。 ユニ・チャームの高原社長の経営者ブログです。 マーケティングとは「MARKET+ING」のこと  (高原豪久氏の経営者ブログ) おそらく、一番のポイントは、タイトルにもなっている、

「マーケティング」(Marketing)とはMarket+ing、つまり「市場を創り続ける」ことです。時おり「私の担当している商品カテゴリーは対象人口が減ってしまって、伸ばしようがありません」といって諦めてしまっている人がいますが、それではマーケティングや商品開発の仕事をしていないのと同じです。

というところなのですが、竹村的には最初に出ててくる、 「モノ創りの三つの信念」 の考え方に惹かれました。

(1)常に新しいことを提案する  以前に提案したことはもう古いと考える。 (2)カテゴリー全体を伸ばす  まず売り場全体の価値を高めることのできる提案を考える。そうすれば市場と一緒に自社も伸びることができる。 (3)お得意先には必ず先に伸びていただく  お得意先が必ず先に伸びる提案をする。その提案がほんとうに正しければ、自社へのリターンは必ずついてくる。

この3つは素晴らしいマインドセット(=心得)だと思います。 フランチィズ起業で成功していくためにも大変参考になる考え方だと思います。 とくに、 (2)カテゴリー全体を伸ばす この考え方ですね。 自分のとこころが売り場、市場全体を伸ばす新しい開発をして、それによって市場を伸ばす。そして最終的には市場とともに伸びる。 この発想が大事ではないでしょうか。 「自分のところだけ伸びれば良い」という考え方が根底にあると、「新しい発想」はでてこない、と思います。 例えば、セブン-イレブンなんかも、ローソン、ファミマと激しい競争をしてるわけですが、相手からお客を奪う、とうより「新しい市場を創る」という形でやっているので、強いわけです。 フランチャイズにおいても、その業界が伸びる、そしてそのFC全体が伸びる、そして自分の店が伸びる、という発想が大事です。 「チェーン全体が伸びたって俺の店が良くなきゃ意味ない」 なんて考え方はNGなわけです。 さて、話を戻して、ユニ・チャームの「モノ創りの三つの信念」。 3)も素晴らしいですね。 (3)お得意先には必ず先に伸びていただく 大事なことというのはこれくらい「わかりやすく」表現しなければダメですね。 これを、 「お客様の利益を常に考える」 なんて表現しても大きくブレるわけです。 どこかでは考えて、いますから。 そうではなくて、 「先に伸びていただく」 と「順番」を明確にする、ことで徹底されるわけです。 ブログの最後もイイですね。

やはり研究やマーケティングが「好きで好きでたまらない!」という気持ちが大切です。仕事に対して、まるで恋愛のように「想い焦がれる」ほどにのめり込むと、1万枚の標本を片っ端から見ることも、部門の壁をぶち壊し全社をリードすることも、可能になるはずです。

このくらいの「のめり込み」があってこそ、「新しいモノ」が生まれてくるんですね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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共感の経営―一人一人が主役 ユニ・チャーム宣言共感の経営―一人一人が主役 ユニ・チャーム宣言
(1996/02)
緒方 知行

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