竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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「週刊SPA!」のブラック企業特集と糸井重里さんの「はたらく論」

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おはようございます。 静岡→茶柱ピンピンガールズ!福岡→親不孝ドールズ!!!(笑)、竹村です。 今週の「週刊SPA!」は「ブラック化する日本企業の闇」が特集。 「全ての大企業がユニクロ型か日本IBM型に」とまとめいています。 今様々騒がれている「ブラック企業」についての、竹村の考えは以前何度かこのブログでも書きました。 「ハードワークと実力主義」はブラック企業か!? 「それをやったらブラック企業!」のユニクロ柳井さん発言を考える 大企業、中小企業という「規模」に関係なく、「新しいことに挑戦し続ける」、というチャレジングな企業は「ハードワーク」になるのは当然ですね。「安定」したことやってないわけですから、9時~5時で仕事が終わるわけありません。 竹村がサラリーマンとして勤めた3社も細かく見るとそれぞれ違いますが、外から見ると  長時間労働のハードワークな会社 だったと思います。 ただ、そこには新しい事に挑戦している、という面白さ、ロマンがあったり、成果を上げれば給料がどんどん上がったり、ハードワークと表裏一体の「良い面」も沢山ありましたので、働きながら自分自身「ブラック」と思ったことはありません。 ただそれは、それなりに「ハマって」仕事をしていたからで、会社がやってることに「ロマン」を感じられなかったり、成果が上がらず給料が低かった、という方から見れば「ブラック企業」ということになるになるのもわかります。 その昔、「ワタミ」から転職してきたという方が「部下」に2名いました。 一人は新卒で入って3年、店長経験1年。 もう一人は中途でワタミに入って店長確か3年くらい。 二人共それぞれ「よく鍛えられている」と感じました。少なくともよく働きました。飲食業の店長からは全く畑違いの「法人営業」の仕事でしたが、やはり「ワタミ道場でやってきた」というガッツで営業するな、と感じたことを思い出します。 なので、こういうところに入ったら、  3日でやめる か  3年頑張る かでしょうね。 文句をいいながらタラタラ働いてはダメですね。 辞めるなら 「こんな会社にいたら窒息死します」と宣言して3日。 働くなら 「ブラック?そうですかね?」 と見栄張って3年、です。 石の上にも何とか、ではないですがやはり、世間で「虎の穴」的に有名な企業で鍛えあげられれば、それはひとつの「キャリア」になる気がします。普通の企業なら「3年」では忍耐がない、と思われるところを、この企業なら「3年」で箔がつく、と考えれば良いのでは?と思います。 とは書きましたが、今回のこの「SPA!」であがっている、一番下の企業。。。 東京◯ーガルマインド社ですが… エエいっ、と書いてしまいますが、実は3年と少し前、ある方の紹介でこの会社のプロジェクトを少しだけ手伝ったことがあるのです。 約1ヶ月半くらいだったと思いますが、何回か会議に参加し、記事で書かれている「ワンマン会長」にもお会いしました。 で、ここは正直、会社として「理解不能」でした。 立派なオフィスに、沢山の社員が働いていて、そこそこ優秀な方も、真面目な方もいたとは思いますが、「組織」としての「仕事」はほとんど流れていない。ハードワークな感じはしませんでしたが、暗いムードの中、人が集まっているだけで、何もしていない(と感じました)。 それまで自分が勤めたり、人から聞いたり、ドラマや映画でみたりする「会社」「仕事」からは想像を絶する世界がそこにあり、今思えば、あれが竹村が「ブラック企業」を見た瞬間、だったと思います。 「成果報酬」でプロジェクトを手伝う、なんて話でしたがもちろん「先」には進みませんでした。 この会社はリーガル系に優れたコンテンツを保有しておりそれらが「稼ぐ」ので、「人」があまり仕事をする必要は無いのかも、なんて思いましたね。 さてさて昔話はここまでで、本日はコレを紹介しようと思ったのです。 今週かなりfacebook等でシェアされてますが、流石、糸井重里さんの含蓄あるインタビューです。 糸井重里「ブラック企業が生まれる理由」 今週月曜日まで渋谷のパルコミュージアムでやっていた、 「はたらきたい展」 は「仕事を揉みほぐす」というコンセプトだったそう。 「今の仕事がツライ、辞めたい」という人に対しての糸井さんのメッセージは、

「世の中がおもしろくない、とは言うまい。それはオレのせいだからだ」と。今日、おもしろくなかったのは、オレがそうしたからなんです。これは誰にでも当てはまるんじゃないかなあ。

あんまりガリガリの精神論を言うつもりはないんですが、ただ、「ポジティブな側からも見てごらん」とは言いたい。今の自分の環境なんて、よくないに決まってる。ぼくだってそうです。

この、 「今の環境なんて良くないに決まってる」 という感覚は大事、だと思います。 だからこそ、「良くしていく」ところに仕事の面白さがあり、たまたま「上手くいった」時のビールは格別に旨いわけです。 「今のこの時、この世界は素晴らしい」なんて感覚でホテルのプールでビール飲んでたら3日で飽きます。 そのへんから、「仕事」というものを考えていくべきですね。 で、実はこの糸井さんのインタビュー、そんな「ブラック企業が増殖する中での働き方論」だけではなく、後半の部分で、  これからのビジネス  これからの消費 について、示唆に富む話がされています。 糸井さんのサイトである「ほぼ日」での「ほぼ日ストア」のビジネスですね。 「ほぼ日手帳」が有名ですが、他にも様々な商品があり、売れているのです。 この「商法」は今後のビジネス、起業においても意識すべき部分です。 明日解説したいと思います。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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