竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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ワタミ渡邉美樹会長の「フランチャイズ論」とは!?

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こんにちは。 本日は一日中強い雨、今年の夏は暑くなるという長期予報ですね、竹村です。 本日はワタミ渡邉美樹会長の「フランチャイズ論」を取り上げましょう。 先日行われたフランチャイズ比較ネットさん主催の「FCショー」で無料配布されていた、「経営者通信」の特別号、「いま儲かるフランチャイズを徹底解剖!」の巻頭のロングインタビューから。 実は、個人的にこの渡邉さんはあまり好意を持てないタイプなのです。 そいうこともあり、竹村のブログ、メルマガではこれまであまり取り上げたことはありません。 でも今回のこのインタビューはなかなか内容が良いですね。 とくにフランチャイズの事をこれから勉強していこう、という初心者のかたには読んでおいて欲しい内容です。 ワタミの創業が「つぼ八」というFCチェーンの加盟店から、というのは意外と知られていないでしょうか。 開業資金を貯めるために1日20時間佐川急便でドライバーをした、というエピソードの方が有名なようですが、最初の創業は「つぼ八」からです。

当初は生演奏が聴けるライブ居酒屋を自分の力でオープンしようと考えていました。そのためFCに加盟するなんて全く考えていませんでしたね。

ただ、24歳の時に、「つぼ八」創業者の石井誠二さんと出会って、その事業計画を話すと、

そんな商売は潰れるよ。まずは「つぼ八」のFCに加盟し店舗経営を学ぶところからスタートしたらどうか

と提案されるわけですね。 それが渡邉美樹氏の「創業」です。 そこから13店舗まで「つぼ八」拡大していくのは流石、渡邉さんですね。

今振り返ると、「つぼ八」のFC加盟店として商売を始めて本当に良かったyと思ってるんです。なぜなら店舗運営をしたことのない私が「フランチャイズシステム」の中で、「外食産業はこういう仕組みになっているんだ」とイチから学ぶことができたからです。

さらに最大の利点は、確立された物流システムによって、お客様への接客のみに力を注ぐことができたことです。

そして、「つぼ八」で外食産業を学び尽くした渡邉さんは8年めに「居食屋和民」1号店を回転するわけです。 つまり渡邉さんは、 フランチャイズでの加盟店としての大成功独自チェーンとしての大成功 の2つを経験しているわけです。 やはり、その両方からの視点からの「フランチャイズ論」は参考になる視点があります。 そのへん、明日加筆します。