ローソンアイス男は完全NG、「日本食」こそ世界を制す!
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
候補者の主張をそのままお伝えしてます、という政見放送は困ったもんです、竹村です。
とても子どもには見せられないようなヘンなお爺さんとかいますね。
ネットで炎上、というか笑われているコレですが…
ローソンのアイス用冷蔵庫に入る男→契約解約及び当該店舗の休業を決定!
「契約解除」は厳しすぎるのではないか?
「ネットが無い時代だったら騒ぎにはならないのでは?
という意見もあるようですが、
それは違うでしょう。
LAWSONは「フランチャイズ」なわけですし、今は「ネット時代」なのですから、これに甘い処分などしていたら、他店舗・他オーナーにしめしがつきません。
同じ看板を掲げて「チーム」でやってるわけですから、チームの中に「おかしな奴」がいたら処分しなければなりません。
「見せしめ」ではありますが、今後こんなおかしな奴が出ないように「見せしめ」が必要なのです。
さて、そんな話題は置いといて、日経ビジネス最新号。
今回の特集はなかなか読み応えがありました。
日経ビジネス 2013年7月15日号
「日経ビジネス」は読んでるうちに1/3が広告で、あと1/3が広告臭いプンプンの提灯記事、まともな記事は1/3もない、と思えてきて定期購読をやめてかなりたちますが、たまにはこういう良い特集があります。
「世界が食らいつく」日本食
今、海外に行くと誰もがこれを感じるのでは?と思います。
寿司、ラーメン、カレー、しゃぶしゃぶ、牛丼…
「日本食」はどこでも大人気なのです。
その昔、日本の優秀さとして第一にあがった「勤勉さ」なんかは、この20年でグローバル化の中での生産性の低下の中で、かなりアヤシイものになっていますが、国民としての「繊細なバランス感覚」は図抜けている、と思うことは多いです。
それが、「海外での日本食ブーム」に大きく貢献している、と思います。
特集のいくつかの記事の中で、
「正しい日本食」の幻想を捨てよ
という記事はとくに面白かったですね。
一見、「日本食が世界を制す」とは矛盾するタイトルですが、ここに各国での「日本食人気」のポイントがここにあるのだと思います。
「正統な日本食」拘るな、ということです。
↑というのは、ニューヨーク、ロンドン、香港、モスクワ、東京など世界に31店舗の日本食レストランを展開する「ノブ」のオーナーシェフ、松久信幸氏。「モンゴル人が作る天ぷらでも、ノルウェー人が握る寿司でもいい。世界の料理人が自由な発想で作る日本食が広がっている現実を素直に受け入れるべきだ」。
日本の大衆食の多くは、海外に起源を持つ。カレーライスは、インド料理が英国経由で日本に伝わって生まれたものだ。ラーメンやギョーザも、中国料理が日本に伝わり、日本で独自に発展してきた。トンカツやコロッケも明治時代に西欧から伝わり、「洋食」として日本に定着した。
↑ラーメンやカレーなんかはもともと「日本食」ではないですが、それを世界中で愛されるメニューにしたのは日本です。ここがポイントですね。 ナポリタンもそんな名前つけといて本場では食べられないんですね。 辻調理師専門学校の辻芳樹校長もこうコメント↓スパゲティにトマトケチャップを絡めて、ソーセージやたまねぎなどと炒めた料理だ。伸びた麺とケチャップ風味は、イタリア料理の常識から外れた異端の料理と言える。
どうでしょう。この世界各国の料理を「融合」して、もっと美味しい、口にあう料理にする「力」が日本にはありますね。 記事の最後はこうまとめています。↓「日本料理は、海外の多様な食文化を受け入れて、革新を繰り返してきた。そのサイクルがずっと続いているのが強みとなり、世界で高く評価されて広がってきた」。
アニメやカラオケもいいですが、「日本食」こそ日本文化です。 本日はこんなところで。日本企業には国内で培った、日本食をおいしく効率的に作る圧倒的なノウハウがある。多様な食文化を受け入れて発展させてきた適応力も生かして、世界市場で勝負する。そこから未来は拓けるはずだ。