竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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情熱大陸「華原朋美」と日米のフランチャイズの考え方の違いについて

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おはようございます。 本日は甲子園を1日観ていたいですが、そうは問屋がおろしてくれない、竹村です。 昨日の「情熱大陸」は華原朋美さんでした。 華原さんは御実家が浦安ということもあり、現在新浦安のマンションに住んでおり、近所では結構評判です。番組の中でも写っていましたが、竹村がメインで買い物をしているスーパーでよく買い物をされているようです。気さくの挨拶などしてくれるそうでご近所の奥様方の評判もとてもいい。 39歳からの「大復活」を応援したいと思います。 番組はやはり「情熱大陸」ですから、彼女の浮き沈みを更にドラマティックな演出で。 考えてみれば、起業相談を受ける中で彼女の人生とダブるような方も多い...なんて考えながら番組を観てました。 サラリーマン時代に実力を評価され、実績を出し、余裕で1000万を超える年収があった、しかし様々な出来事をきかっけに悪循環に陥り、ずるずるドン底に。そこからの起業で「再起」を賭ける…というような「週刊SPA!」が好きそうな状況の方です。 そういうケースの場合、やはりある種の「マインドセット」から始めなければなりません。 華原さんが番組の中で語られていた、 「自分との闘いに何度も何度も負けてきたから…今度こそ…」 という言葉は、「心からの声」なのだと思います。 自己啓発本などなら、「まずは自分を好きになること、過去の自分を全て肯定すること」というようなアドバイスになるのでしょうが、それが出来ないから悪循環から抜けられないわけで。悪循環の中で人は闘っていないわけではありません。悪あがきではない、闘っているのです。 「前は簡単に勝てたのに、何で今度は勝てないんだ」という闘いです。 華原さんの半生をみれば客観的に見れても、自分の人生だとなかなかそうできない、のが難しいところなのでしょう。 華原さんが、今回過去の自分の曲をもう一度歌い直す「セルフカバー」で復活と賭けるのも、そこを乗り越える意味があるわけですね。
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(2013/06/26)
華原朋美

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本当に唄がうまくなってまさに「艶のある高音」は、今の彼女だから出せるもの、なのでしょう。 さてさて、華原朋美さんの話はこれくらいにして、今日の日経本紙朝刊に小さいですが少々面白い記事が。 米セブンイレブン店主が集団訴訟 「裁量ほとんどない」

 訴状によると、店主側は、セブン―イレブンの本部から詳細な指示や監督を受けているとして、「(独立事業者とした)フランチャイズ店オーナーの法的扱いを誤っている」と訴えている。

「裁量がほとんどなく実態は従業員だ」ということで、これがニュージャージー州労働法フランチャイズ法、差別禁止法に違反していると、訴えているわけです。 本部が「詳細な指示や監督」をするので、自由にやれない、これはフランチャイズとして間違いだ、と言っているのです。 どうでしょう。 日本と「逆」だと思いませんか? 日本では「加盟はした後の本部やスーパーバイザーの指導・フォローがない、少ない」という訴えで訴訟がおこり、そういう本部を規制する「フランチャイズ法」の制定を、なんてやっているわけです。 「逆」ですね。 「フランチャイズ」は米国で産まれたものですが、日本と米国ではその根本の考え方がかなり違うのです。 それは、竹村が4年前に米国のいくつかのFC本部を視察した時、実感しました。 米国でFC加盟を検討する際に、いちばんの関心事は、 「契約書にはこう書いてあるがこういう事を独自にやって良いか?」 というようなものなのです。 わかりやすく言えば、 そのFCを利用して「自分のビジネスアイデアを実現できるか?」 が重要なのです。 それが、日本になると、 本部はどこまでフォローしてくれるのか? をFC検討の再重要ポイントとする方が多いのです。 これはやはり「国民性」ですね。 コンビニというFC業態は米国で産まれましたが、米国式の考え方では上手く行かなかったわけです。それが「日本」に輸入されて、日本人の発想でアレンジされ、今や全世界に「逆輸出」されているわけです。その「日本式のフランチャイズ」の考え方が米国ではなかなか受け入れられない、というのは理解できます。 「裁量がほとんどなく実態は従業員だ」 確かにそのとおり…ではありますが。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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