竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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クリーニングのプロ、古田武さんに「プロの仕事は職人なのだ」と学ぶ

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こんにちは。 4-6のGDP上方修正は財務省シナリオどおり、オリンピックも決まって消費税も上がるでしょう、竹村です。 本日はまず、コレ。 昨夜のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から。 このクリーニング職人のプロ、古田武さんのプロの仕事へのこだわりは、観てて魂がスイングしましたね。 この「プロフェッショナル」は、やはり前番組「プロジェクトX」の流れを組むこともあり、やはりこういう「地上の星」の回がイイですね。前回の宮崎駿さんの回も観ましたが、やはり「サプライズ」という点で、こういう在野の、地上のプロフェッショナルに軍配が上がります。 見逃した方は再放送やNHKオンデマンドで観て欲しいです。 文章で書くと「プロを極めている」という伝わり方を超えない気がします。 なので、この古田さんの「プロ精神」よりも、「何故プロを目指したのか?」というエピソードを。 古田さんは、最初に入ったクリーニング屋であやまってお客様の商品を失くしてしまいます。で、そのクリーニング屋の社長から、「質に入れたんだろ?いくらだった?」と叱責されるわけです。 「怒鳴られようとぶん殴られようと仕方ないが、信用されていない、ということが我慢できなかった」と会社を辞めます。 これが「プロ根性」の芽、なんですねきっと。 もちろんご本人もそんなこと気付いてません。 で、古田さんは次のクリーニング会社に転職する。そこで素晴らしい社長と運命の出会いをするわけです。その社長は「技術」も素晴らしかったわけですが、何より古田さんを「信用してくれた」のです。古田さんは「死ぬまで(自分があるのは)この社長のお陰と思い続ける」という言い方をしていましたが、その「信用してくれた」社長の元で、徹底的にクリーニング技術を学び、仕事に全人生をかけ、「日本一」のクリーニング屋になっていくわけです。 同じ「クリーニング」という仕事でも誰がやるか?誰の元でやるか?どの会社でやるか?によってこれだけ違うわけです。 それが「仕事」というものですね。 この古田さんに感動したのは、常に「難しいこと」に挑戦する姿勢ですね。「日本一の技術」に達してからも理科の実験のようなことまでして「難題」と闘っていく。 「プロだから、できない、とは言いたくない」と。 専門家的な「ここまでが限界」という発想ではないんですね。 「限界」を超えるのがプロだ、という発想です。 その目がこれです。 「わかったようなつもり」で仕事を流すようじゃダメですね。 効率良くやる、サクサク仕事をしていく、なんてのはプロフェッショナルじゃない。 今までの経験や知識で商売するのはプロではなく専門家、評論家ですね。 90点、95点簡単にとれるような仕事してちゃダメだ、とうことです。 「プロ」だからこそ、「誰にもできない仕事」に挑戦しなければダメなのです。 (と、自分に言ってます…) そんなことを忘れぬように、この吉田さんの顔写真を待受画面にでもしますかね。 さて、本日はあと日経新聞から、これ。 セブンイレブン・ジャパンがの粗利益率が前年同期0.5ポイント上昇、そのことですが、そりゃ、PB商品だらけになってますから、「粗利益率」は向上するのは当然。 記事によれば、 PBはMBに比べ利益率は2~4割高い とありますから、計算上はもっと利益率が上がって良い位。 セブンプレミアムの売上は前年同期比3割増、ですから。 「開発費」とかがけっこうかかっているのでしょうか。 今後のコンビニのPBは「質=ブランド」の戦いですね。価格ではありません。 「もっと安いものは他にもあるが、質が違う」 というブランドイメージを築けるかどうか? 「無印良品」のようなイメージ、ですね。 思えば、「無印良品」というブランドも元はスーパー「西友」のPBから始まったわけですから。 セブン-イレブンを通り越してローソンに行く、そんな「力」のあるPBブランドが開発できるか?が勝負ですね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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松井 忠三

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