クリーニングのプロ、古田武さんに「プロの仕事は職人なのだ」と学ぶ
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
4-6のGDP上方修正は財務省シナリオどおり、オリンピックも決まって消費税も上がるでしょう、竹村です。
本日はまず、コレ。
昨夜のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から。
このクリーニング職人のプロ、古田武さんのプロの仕事へのこだわりは、観てて魂がスイングしましたね。
この「プロフェッショナル」は、やはり前番組「プロジェクトX」の流れを組むこともあり、やはりこういう「地上の星」の回がイイですね。前回の宮崎駿さんの回も観ましたが、やはり「サプライズ」という点で、こういう在野の、地上のプロフェッショナルに軍配が上がります。
見逃した方は再放送やNHKオンデマンドで観て欲しいです。
文章で書くと「プロを極めている」という伝わり方を超えない気がします。
なので、この古田さんの「プロ精神」よりも、「何故プロを目指したのか?」というエピソードを。
古田さんは、最初に入ったクリーニング屋であやまってお客様の商品を失くしてしまいます。で、そのクリーニング屋の社長から、「質に入れたんだろ?いくらだった?」と叱責されるわけです。
「怒鳴られようとぶん殴られようと仕方ないが、信用されていない、ということが我慢できなかった」と会社を辞めます。
これが「プロ根性」の芽、なんですねきっと。
もちろんご本人もそんなこと気付いてません。
で、古田さんは次のクリーニング会社に転職する。そこで素晴らしい社長と運命の出会いをするわけです。その社長は「技術」も素晴らしかったわけですが、何より古田さんを「信用してくれた」のです。古田さんは「死ぬまで(自分があるのは)この社長のお陰と思い続ける」という言い方をしていましたが、その「信用してくれた」社長の元で、徹底的にクリーニング技術を学び、仕事に全人生をかけ、「日本一」のクリーニング屋になっていくわけです。
同じ「クリーニング」という仕事でも誰がやるか?誰の元でやるか?どの会社でやるか?によってこれだけ違うわけです。
それが「仕事」というものですね。
この古田さんに感動したのは、常に「難しいこと」に挑戦する姿勢ですね。「日本一の技術」に達してからも理科の実験のようなことまでして「難題」と闘っていく。
「プロだから、できない、とは言いたくない」と。
専門家的な「ここまでが限界」という発想ではないんですね。
「限界」を超えるのがプロだ、という発想です。
その目がこれです。
「わかったようなつもり」で仕事を流すようじゃダメですね。
効率良くやる、サクサク仕事をしていく、なんてのはプロフェッショナルじゃない。
今までの経験や知識で商売するのはプロではなく専門家、評論家ですね。
90点、95点簡単にとれるような仕事してちゃダメだ、とうことです。
「プロ」だからこそ、「誰にもできない仕事」に挑戦しなければダメなのです。
(と、自分に言ってます…)
そんなことを忘れぬように、この吉田さんの顔写真を待受画面にでもしますかね。
さて、本日はあと日経新聞から、これ。
セブンイレブン・ジャパンがの粗利益率が前年同期0.5ポイント上昇、そのことですが、そりゃ、PB商品だらけになってますから、「粗利益率」は向上するのは当然。
記事によれば、
PBはMBに比べ利益率は2~4割高い
とありますから、計算上はもっと利益率が上がって良い位。
セブンプレミアムの売上は前年同期比3割増、ですから。
「開発費」とかがけっこうかかっているのでしょうか。
今後のコンビニのPBは「質=ブランド」の戦いですね。価格ではありません。
「もっと安いものは他にもあるが、質が違う」
というブランドイメージを築けるかどうか?
「無印良品」のようなイメージ、ですね。
思えば、「無印良品」というブランドも元はスーパー「西友」のPBから始まったわけですから。
セブン-イレブンを通り越してローソンに行く、そんな「力」のあるPBブランドが開発できるか?が勝負ですね。
本日はこんなところで。
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