ジブリ流仕事術とフランチャイズの関係とは!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
本日2本めのUP、FCとあまり関係ないネタに見えますが実は…竹村です。
前回のNHK「仕事ハッケン伝」がなかなか勉強になる内容でしたので少し紹介。
NHK「仕事ハッケン伝」
今回はお笑いコンビオリエンタルラジオの中田敦彦さん(チャラ男じゃない方)が、スタジオジブリに入って映画「風立ちぬ」の新聞広告を制作する、という回。
お相手(上司)はジブリの名物プロデューサー鈴木敏夫さん。
何が勉強になったか、というと、鈴木さん語るところの、
ジブリの仕事の仕方
ですね。
とにかく
みんなで話す
まず他人の意見をきく
と。
その中から、「今までよりも良いもの」少なくとも「良いヒント」が必ず出てくる、という発想ですね。
宮崎駿さんや、鈴木敏夫さんという「カリスマ」からポンポン発想が出てくる、わけではなく、宮崎さんや鈴木さんは「こう考えているのだろう」という感じでスタッフが上を見て仕事をしているわけでもない。
みんな「率直な自分の意見」を言い合って、そこから鈴木さんが「拾って」「ひらめいて」いくんですね。
オリラジの中田さんも、「鈴木さんの中に必ず答えがある」と考えて、それを引き出して形にしよう、とするわけですが、最後の最後、それは「逆」であるとわかります。
要は、
鈴木さんが、
中田さんの方から引き出す
んですね。
どんな天才がどんなプロが、その才能と努力で「創りだす」よりも、素人も含め「みんな」の意見を聞いてそこから考えていく方が、「今までよりも良いもの」ができると確信しているのです。
もちろん、多少「番組」的に強調されている部分はあるとは思います。
が、
番組最後のほうで、中田さんが、
「みんなの意見、アイデアが大事、そこから出てくる、といっても現実的にはお話にならないものばかり、ということは無いんですか?」
と問うと、
鈴木さんは、
「どんなダメな奴でも、10あればひとつは拾えるものがあるの。」
「もし、全然出てこない、もう俺一人で考える、となればそれは俺の負け。」
と答えてました。
そこまで「複数寄れば文殊の知恵」の発想が徹底していれば「本物」だと思います。
もちろんこの話を取り上げたわけは、フランチャイズにおいても、この発想、
「複数寄れば文殊の知恵」
が大事だからですね。
何回も書いているFCの本質「集合天才」に通じるものです。
本部と加盟店
加盟店と加盟店
ここが常に「みんなで話をしている」というのが良いフランチャイズです。
みんなで話すから「今までより良いもの」が出てくるのです。
一人の才能では、「今まで程度に良いもの」が限界なのです。
それを超えていくには「みんな」と触発することが必要。
これがこの話のポイントですね。
そんなことを再認識させてくれる良い番組でした。
こんなところで。
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