竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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ジブリ流仕事術とフランチャイズの関係とは!?

竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。 本日2本めのUP、FCとあまり関係ないネタに見えますが実は…竹村です。 前回のNHK仕事ハッケン伝」がなかなか勉強になる内容でしたので少し紹介。 NHK「仕事ハッケン伝」 今回はお笑いコンビオリエンタルラジオ中田敦彦さん(チャラ男じゃない方)が、スタジオジブリに入って映画「風立ちぬ」の新聞広告を制作する、という回。 お相手(上司)はジブリの名物プロデューサー鈴木敏夫さん。 何が勉強になったか、というと、鈴木さん語るところの、 ジブリの仕事の仕方 ですね。 とにかく  みんなで話す  まず他人の意見をきく と。 その中から、「今までよりも良いもの」少なくとも「良いヒント」が必ず出てくる、という発想ですね。 宮崎駿さんや、鈴木敏夫さんという「カリスマ」からポンポン発想が出てくる、わけではなく、宮崎さんや鈴木さんは「こう考えているのだろう」という感じでスタッフが上を見て仕事をしているわけでもない。 みんな「率直な自分の意見」を言い合って、そこから鈴木さんが「拾って」「ひらめいて」いくんですね。 オリラジの中田さんも、「鈴木さんの中に必ず答えがある」と考えて、それを引き出して形にしよう、とするわけですが、最後の最後、それは「逆」であるとわかります。 要は、 鈴木さんが、 中田さんの方から引き出す んですね。 どんな天才がどんなプロが、その才能と努力で「創りだす」よりも、素人も含め「みんな」の意見を聞いてそこから考えていく方が、「今までよりも良いもの」ができると確信しているのです。 もちろん、多少「番組」的に強調されている部分はあるとは思います。 が、 番組最後のほうで、中田さんが、 「みんなの意見、アイデアが大事、そこから出てくる、といっても現実的にはお話にならないものばかり、ということは無いんですか?」 と問うと、 鈴木さんは、 「どんなダメな奴でも、10あればひとつは拾えるものがあるの。」 「もし、全然出てこない、もう俺一人で考える、となればそれは俺の負け。」 と答えてました。 そこまで「複数寄れば文殊の知恵」の発想が徹底していれば「本物」だと思います。 もちろんこの話を取り上げたわけは、フランチャイズにおいても、この発想、 「複数寄れば文殊の知恵」 が大事だからですね。 何回も書いているFCの本質「集合天才」に通じるものです。 本部と加盟店 加盟店と加盟店 ここが常に「みんなで話をしている」というのが良いフランチャイズです。 みんなで話すから「今までより良いもの」が出てくるのです。 一人の才能では、「今まで程度に良いもの」が限界なのです。 それを超えていくには「みんな」と触発することが必要。 これがこの話のポイントですね。 そんなことを再認識させてくれる良い番組でした。 こんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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(2008/07/18)
鈴木 敏夫

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