竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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明光義塾メガフランチャイジー、MAXIS(マクシス)箕輪会長の動画に色々学ぶ

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おはようございます。 そんなことはみんなわかってる。だから本気でやれ!、竹村です。 本日はこの動画をご紹介したいと思います。 明光義塾メガフランチャイジーとして知られる MAXIS(マクシス)ホールディングスの箕輪友行会長 ですね。 画像市視聴はコチラから↓↓↓ 「賢者の選択」MAXISホールディングス箕輪会長 ナビゲーターの男性のエラそうな言い回しが少々ハナにつきますが、インタビュー、内容自体は非常にイイ。 この動画、「色々な立場」から学べますね。 まずは、これから「塾」を開業しようとする方。 箕輪会長は飲食事業で起業するも失敗し、そこから「低投資でできる事業」ということで学習塾FCを選ぶわけです。 「教育」に強い関心があったわけではなく、失敗した飲食事業でお金を減らし、「投資できる金額が少ない」「もう失敗できない」という状況の中から、学習塾FCを選ぶわけです。 「飲まず食わず」くらいお金のない状況だった、とも語られていますが、そこから「勤めよう」という選択をせずに、「もう一度商売をやってそこから反転攻勢」と考える。 この「パワー」「バイタリティ」ですね。 その「逆転できる商売」の選択が学習塾でそれが間違っていなかったわけです。 あと、 「当時も学習塾はあちこちに沢山あった」 というコメントも重要だと思います。 箕輪さんが明光義塾の1校舎目を開校するのは昭和63年、竹村が東進ハイスクール(㈱ナガセ)に入社するのとほぼ同時期ですが、25年前も今と変わらず「塾だらけ」だったのです。 よく、 「子どももこれだけ減って、今更塾なんて…。20年前ならチラシだけで生徒が集まったろうけど…」 「20年前、10年前と全然状況が違うよ」 「明光が成功したのは昔は塾が少なかったから」 という意見を聞きますが、 全部ほぼ間違いですね。 「チラシ撒けば生徒が入る」なんてのは40年前、の話。 「子どもが減ってるのに塾だらけ」というのはこの30年変わらない状況です。 そんな中で、箕輪さんは、 「他の塾と違ったことをやった、珍しい塾だから生徒が集まった」 と分析されています。 これは、今も通用する成功法則。 特色、USP、差別化なんと言ってもかまいませんが、「他の塾との違い」がなければダメなのです。 沢山の中から選んでもらうわけですから。 「生徒がその塾に通う“理由”が必要」 これは大昔から変わりません。「個別」のスタイルなら「個別の理由」に対応できる、だから個別が伸びたのです。 さて、箕輪さんは、個別学習塾を「サービス業」として取り組みそれが他塾との差別化になり、成功します。会社の沿革を見ると3年で5教室開校しています。 順調な立ち上げ、だったようです。 上のインタビューでも、トントン拍子に成功したので(飲食業の時代にした)“お金の苦労”は全くなかった、と語られています。 しかし… それで企業が順調に拡大発展していくか、というとそうではありません。 やはり「人」=「社員」の育成には大変苦労されたようで、その部分が上のインタビューでも「壁」「人」というキーワードで厚く、熱く語られています。 逆に言えばその「人の育成」の「壁」を乗り越えたことにより、現在の明光義塾80教室を柱に、様々な分野に事業展開するMAXISホールディングス、があるんですね。 社長の力だけでは企業は「企業」にはなりません。社長がそこに気づき、「自分自身が変わって(箕輪社長段)」企業として成長する。 社長の「器」が大きくなったわけです。 このあたりを、起業には成功し、これから事業を大きくしていこう、企業にしていこうとするステージの方には是非ともこのインタビューから吸収して欲しいと思います。 そして、竹村的にはやはり、 成功したメガフランチャイジー としての「フランチャイズにおける本部と加盟店の関係論」について触れざるをえません。 箕輪会長は加盟した当時の状況についてこう評しています。

加盟当時、明光義塾の本部には「ノウハウ」と言えるようなノウハウは無かった。なので本部からきたスーパーバイザーにも「営業については自分のほうが上だから、申し訳ないけど…」と言って帰ってもらう状況だった。

しかしインタビュー後半で、「本部から独立しようと思わなかったか?」と問われれば、

飲食業で失敗したところから、成功できたのはこの本部と出逢ったお陰。その感謝はずっと持っており、それに背くようなことは出来ない。ノウハウを吸収したから屋号を換えて独立、そういう考えは私は好きではない。そういう独立は成功事例より失敗事例が多いと思う。

と明確に語られています。 ここが重要、フランチャイジーとして「大」成功するポイントですね。 竹村フリップ、としてはコレですね。 この考え方に本質的疑問を持つ方、成功はさせて欲しいが、自分は払う側(=お客)なのでなるたけ本部への支払いを減らしたい。もちろん成功させてもらったノウハウ分はきちんと払うよ、というような感覚を持つ方は、 フランチャイズ加盟はしないほうが良い方 です。 この本部を自分が大きくしたい、そう思える本部に加盟すべきです。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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