竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「トヨタ式生産方式」とフランチャイズの関係とは!?

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おはようございます。 あまちゃんでイイ、クロちゃんにはなりたくねぇ、竹村です。 確かに「成長」して失っていく「何か」はあるわけで。 今日は新聞各紙に豊田英二(トヨタ自動車元会長)さんの記事が並びますが、やはりどれを読んでも内容がありますね。 トヨタ、「カイゼン」一段と 豊田英二氏死去 個人的に印象深いのは、その莫大な内部留保を当時「トヨタ銀行」と指摘された時の記者会見での怒った表情ですね。 別記事にその時の記述がありました。

「君たちに財布の中を心配してもらわなくていい」。20年ほど前、会長だった英二氏は記者会見でこう気色ばんだことがある。「トヨタ銀行」と言われたトヨタは2兆円も資金をため何に使うのか。そう聞かれマイクをわしづかみした姿は感情的にも見えた。だが戦後混乱期を目の当たりにした一人としては「軽々しく聞いてくれるな」との思いが強かったようだ。

あと、ビジネス的に言えば、やはり、 トヨタ式経営=トヨタ式生産方式 ですね。 世界の製造業に影響を与えたノウハウです。 カンバン方式、ジャストインタイム…等様々な「現場」のノウハウ。ノウハウを超えた考え方、「思想」ですね。 これらは「無駄を徹底的に排除する」という発想からでてきたものです。 そもそも、「無駄」を、  「付加価値を高めない各種現象や結果」 と定義しているところがスゴイと思います。 記事では、次のように解説されていますね。

遺産はものづくりにも残る。カイゼン、カンバン、現地現物。よく耳にする用語はトヨタ生産方式を体系化した大野耐一氏(トヨタ自工元副社長)が考案。だが実践し浸透させたのは英二氏だ。漫然と仕事をするのでなく、社員一人一人が経営者のように考え、効率的な生産現場を実現する、との哲学だ。

この、 社員一人一人が経営者のように考え という部分が肝なのです。 工場で単純労働を行っているスタッフに単に、「しっかり働け、無駄をするな」と言って管理しても成果は出ない。だから、「企業哲学」として浸透させて、働くひとの「考え方」をかえていったわけです。 多くのパート・アルバイトを使う外食ビジネスの成功ノウハウとして、  アルバイトを店長(の視点で考えられるよう)に  店長を経営者(の視点で考えられるよう)に というものがあります。 要は、 「ひとつ上の視点、目線」で動くこと で成果が圧倒的に変わる、わけです。 そんな成功ノウハウの源流も、たどれば「トヨタ」に行き着くのか、なんて思いました。 今回はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ あと10年で会社がなくなる!? <<無駄は排除しなければならないが、合理化を進めるあまりに従業員の人間性やインセンティブ(労働意欲)を無視してはならない。>>なんて記述もあって、実に丁寧に説明されています。
トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざしてトヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして
(1978/05)
大野 耐一

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