竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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半沢直樹、最終回の「後味の悪さ」は続編で倍返し!

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こんにちは。 やはり、書いとかなければ、ということで半沢直樹、竹村です。 いや、最終回に向けてのTBSの力の入れようは凄かったですね。「家政婦のミタ」の数字を超える、を目標にまさに全社一丸となって、という感じ。 ネットで話題になっているコレもその象徴。 こういう「あそびごころ」には大拍手を贈りたいですね。 さて、「最終回」ですが、やはり評価は分かれたようです。 原作どおり、なんですから最後はこうなるわけですが、やはりあの結末は「後味が悪すぎる」という意見もかなりあったよう。 逆に「to be continue…」な終わり方ですから、そこを評価するという意見が大勢ではありますが、やはり「スカッとする」を目的に観ていた方が多かったわけで、それに対して最終回は最後の最後で、 スカッとしなかった わけです。 評論家的な分析をすれば、「原作」をふせたとしても、このドラマは「敵・味方」のキャラが出てくる時からわかっており(例えば壇蜜は最終的に味方だろう、みたいな)、その点この頭取(北大路欣也)はいかにも悪者の敵キャラ、ですから。 ただ、最後の「後味の悪さ」こそ、「銀行」を象徴していると思うわけです。 銀行のグロテスクさ ですね。 メガバンクの中で本当に「権力」を取りに行く、「権力」と戦えば、あれがごく普通の世界なのでしょう。 「所詮銀行ってのは…」という後味の悪さ、です。 竹村自身まさに平成元年に新卒入社、というバブル入社組。そして大学も「商学部」でしたから、大学の友人はほとんど(7割~8割)は当時の都市銀行に入行しました。 余談ではありますが、当時「入社試験」みたいなものはほぼ無かったのです。銀行側に「採用数」のノルマがあって入社したての「リクルーター」と称するOBが、自分の大学、学部、ゼミから何名採れるか?を競ってたのです。なので、OB訪問して余程おかしくない限り、そのリクルーターの方から、「8月20日(当時の就職解禁日)は必ず来てね」と言われて、その日にその銀行に「並ぶこと」が意思決定だったわけです。 これがバブル時代の都市銀行の「入社試験」の実態です。 それが、そこからバブルが程なくして弾け、都市銀行が合併して、今の「メガバンク」になるわけです。「東京三菱UEJ」なんて今はさほど違和感なくなりましたが、当時はジェジェジェというかゲゲゲ、です。「セブンサンクマート」みたいなもんですから、何それ?なわけです。 ということで上記のようなイカレタ「バブル採用」をした銀行がくっついて、支店がどんどん減っていくわけですから、そりゃ「仕事が厳しい」「派閥争いがスゴイ」なんて当たり前、です。ホントなら、半数の都市銀行は「潰れて」いたはずなわけですから。 話が長くなりました。ということで、竹村の友人にも今もメガバンクにいるものいて、やはり半沢直樹を観ているわけです。原作本から読んでいるという人も多い。 残念ながら友人の質が悪いのか(笑)、「エリートコースからは抜けたんで仕事は楽になってきた」みたいな者が多いですが。 彼らに聞いても、このドラマの世界は「リアリティはある」、と言います。 そんな話を聞いて、普通に考えれば、「銀行はトンデモナイ世界だ」と思うのが普通ではないでしょうか。 でも実際にはそうはならず、 新卒大学生の就職ランキングでは、メガバンクは上位、年によっては「1位」がメガバンクだったりするわけです。 恐らく、この「半沢直樹」が話題になっても、就職におけるその人気は変わらないのでしょう。あれだけ「ブラック企業」の実態を検索しまくって調べるのに、この銀行というグロテスクな世界は直視せずに、就職試験を受ける。 「俺も銀行を変える!」なんて影響されるのではなく、多くの学生が、そうは言っても、という「安定志向」で入行するのだと思いますが、本当にその頭の構造がわかりませんね。 竹村もサラリーマンを20年以上やりましたが、嫌な上司、困った上司、カワイソウな上司、笑っちゃう上司は少しはいましたが、あんな「自分のことだけしか考えられない」上司はいませんでした。 確かに「仕事」というのは何をやっても「厳しい戦い」ではあります。 ただそれを、あえて「銀行」という業界でやることはないのではないか、もっとチャレンジしがいのある仕事で、自らを試し自分を磨くべきだ、と思うわけです。 なんか、ブログの趣旨とは違う方向で、長くなってしまいました。。。 ところで、最終的に「視聴率」はどうだったんでしょう。ミタさんを抜いたのでしょうか? ビデオリサーチの発表はまだ、ですか。 ま、このTwitterの画像をみれば、もういい!という感じですね。 とある健康ランドの休憩スペース、150台の画面全部が大和田常務!!! 最後に一視聴者としての純粋な感想としては、半沢の妻役の上戸彩さんの存在が良かったですね。最終回の半沢に対する「一人の人間として尊敬してるよ」というシーンは、涙です。 あと、金融庁黒崎があれだけ「オネエ系」を強調しておいて、「結婚する」というのも最終回的「倍返し」で面白かったですね。 とにかく名ドラマでした。最終回の「後味の悪さ」は続編の「倍返し」つながるわけです。 この動画で余韻にひたらせてもらいましょう。 俳優ってスゴイですね。 こんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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