ヤマダ電機の社員窃盗に考えるフランチャイズも気をつけないと!
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
昨日の日本シリーズ、流石にそうは問屋は卸さないという巨人、竹村です。
ただ、「これで流れが変わった」というような試合ではないですね。
好調な楽天を不調な巨人が接戦の末なんとか下した、という感じです。
「流れ」という言葉をスポーツ、とくに野球では良く使うわけですが、プロ野球では高校野球ほどの「流れ」の重要性はない気がします。何度も「流れを変わる」経験をしてくる中で、自ら「流れを変える」プレーをする技法を持っているプロの集団ですから。
プロはゲームの「流れ」よりも「雰囲気・ムード」が大事な気がします。
今年で言えば、「楽天は後半強い」という「ムード」は確かにあります。打者一人ひとりにも「打ちそうだ」という「ムード」があり、楽天は昨日のA・ジョーンズのHRでほぼシーズン中のムード、いやそれ以上。
対する巨人は阿部、坂本、ロペスあたりは全くシーズン中のムードがありません。
ということで、たとえ今夜連敗しても「負け方」さえ悪くなければ、土曜日マー君で逆大手は見えているわけで「楽天日本一」に大いに期待します。
さて、またまた「内部告発」で事件が発覚。
それも社外秘としてかなり重要度の高いこんな資料が「まるごと流出」。
ヤマダ電機「店長の商品窃盗」証拠文書入手! | スクープ速報
今年1~8月に発覚した同社社員の不正は36件で、被害額「5200万」ですからかなりの規模です。毎月600万以上の金額の商品を社員が窃盗している、ということですから。
そして4割が管理職以上の犯行、となればこれは「士気が下がる」どころか「社内の風紀、モラル」はメチャクチャでしょう。
一旦会長職に退いた山田会長が業績悪化で社長に再度復帰、それと合わせて大規模な降格人事があって、それと結びつけたような告発になっているようです。
こういう事件ですから「店のサービス」とは直接関係ないわけですが、一人の経理課長が個人的犯罪で5000万横領していたということではなく、この資料から明らかに「全国の」店舗で起こっている問題ということで、これは「ヤマダ電機」のイメージに影響はあるでしょう。
さて、ここで肝に命じなければならないのは、
「内部告発」は起こるもの
と思って組織運営をしなければならない、ということです。
企業運営するなら「不満分子と内部告発はセット」くらいに考えておくべきです。
もちろん、告発されるような状況をつくらないことが一番大事ですが、一方で「組織の病巣」は隠しても隠しきれない、隠してバレた時には世間から集中砲火を浴びる、という意識を強く持つべきでしょう。
機密文書はプリントアウトしない、とかその場でシュレッターとか10年前の「企業コンプライアンスの常識」は通用しなくなっています。(ヤマダ電機はそのレベル以下、ということになりますが)
フランチャイズで言えば、
加盟店による本部に向けての中傷、告発
は「2チャンネル・掲示板」的なものまで含めれば、これまでもかなり行われてきており、「衝撃的な内部告発」が出るという可能性は低いと思います。
最近もこんなニューズがありますね。
アクアクララ、FC本部と加盟会社の争い(10)
ただ、その類の告発ではなくてFC本部社員、加盟店従業員、パート・アルバイトまで含めて、
「正義感からの不正告発」は常に起こる
と言う意識で、常に「襟を正した組織運営」をしていかなければなりませんね。
本日はこんなところで。
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