FC本部が加盟募集広告を出す際に考えるべきこと
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
本日は土曜日なので簡単に、竹村です。
昨日はかなり久々にリクルート社のアントレ営業の方と打ち合わせをしました。
7月からオススメFCとして先行募集してきた日本初授業をしない塾 武田塾の加盟募集をいよいよ開始しよう、と考えており、その打ち合わせです。竹村は武田塾本部側、として参加しました。
これまでの「先行募集」というのは一切の広告をしてきませんでしたので、初めて「広告」を出すことになります。
当初の計画としては春先くらいから、と考えていましたが先行募集した加盟校の実績、手応えともに良いので少し計画の前倒しもあるかな、ということで年内に打ち合わせました。
当然ながら話の中心は、
どのくらいコストをかけたらどの程度反響があるのか?
そこからどれくらい加盟につながるのか?
ということであり、業者側としては、他社もいろいろありますが最終的なコストパフォーマンスとしてはウチを使った方がいいですよ、という話になります。
同業界同業態などの実績数値を出しての説明です。
ただ、もちろんそれは大変参考になるのですが、実際に広告を出してのコストパフォーマンスがどうなるのか?というのはそういう話よりも、
広告を出す側(FC本部)の考え方、体制、力量
で決まるわけです。
反響からアポ取りの体制がしっかりできているか。
開発営業マンの営業力とモチベーション。
広告と実体とのズレ加減。
加盟店の実績。
初期投資額。
・・・
とにかくそういう10も20もの様々な要素で決まるわけです。
そしてあまり指摘されていない大きな要素に、そのFCの「受け皿の大きさ」問題があるのです。
ターゲットがあるかないか、ということですね。
受け皿が広い、大きい、というのはつまり、やりたい!という方を全て加盟させるFCです。全ての方がターゲットというFCですね。
それと、
こういう方にやって欲しい、こういうレベル以上の方にやって欲しい、というFCではその成約率は天と地の差があります。
パチンコ台で言えば、チューリップの数、開き具合が各FC本部によって違うわけで、その議論抜きに「このくらいの球数を打てば、確率としてはこうなりますよ」という話はあまり意味がないわけです。
だから、FC本部側としては、それだけ反響を獲得するか、より先に自分のFCの「受け皿」の方を考えなければならないわけです。
かりに反響が100あったとすれば今のFCの現状でどの位加盟につながるのか?それは媒体の問題ではなく、そのFCの問題なのです。
極端な話をすれば、どんなに魅力的な広告を出しても加盟店の業績がボロボロな場合は、普通の営業をした場合は加盟確率は低くなります。
広告を万人受けする方向で魅力的にすることで反響は上がります。ただ、数は来ますがターゲットになる層は狙えないわけです。逆にターゲットを絞った広告にすれば反響はがくっと減ります。
ここがFC本部の加盟募集媒体戦略の難しいところですね。
今回はこんなところで。
今回の話はFC本部側の話でしたが、実は加盟検討者側こそ、こういった本部側の話、悩みを知ることにより考えレベルが深まります。
是非そういう視点で考えてみて下さい。
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