ネットで話題の、従業員に「経営者目線を持て」という謎の要求 について
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
すき家の牛丼240円!は期間限定とはいえスゴイですね、竹村です。
牛丼では儲けナシで良い!と宣言しているようですが、確かに原価70%近いはずでその他コストをいれたら全く儲からないレベルでしょう。
さて今日はネットでかなり話題になってるコレについて。
従業員に「経営者目線を持て」という謎の要求<東洋経済オンライン
昨日facebookでのシェア、コメントがけっこう激しくやりとりされて興味深く見ました。
シェアする人物が「経営者目線持て派」か「従業員目線で充分派」によって、その後に続くコメントがことごとく分かれるのが面白いですね。みなシェア主と同じ価値観をもった友達がイイねをし、「同感」といってコメントします。
やはり考え方が「二分」されていること、そして「友達」というのは同じ価値観をもっていることが良くわかります。
細かい点で言えば「謎の要求」としたところに、日野 瑛太郎氏の巧みさがありますね。
「経営者目線持て派」の論理を、そんなの洗脳されているだけじゃない?されてない我々からすれば「謎」ですよ、ということです。
こういう話は「議論」は成立しないでしょう。
これは人生の目標の高さ、あるなしの違い、ですから。
高い山に登ろうとする人と、いやいや私はこの丘で充分、という人がいるわけです。高い山に登る人は大変だし危険だけれどもそれも含めて高い山に登ることに価値がある、と考えているわけですから。
どちらもいるのが会社であり、世の中だと思います。
竹村の考えとしては、
将来経営者を目指す、会社で幹部となる、独立起業する、という方は「経営者目線」で仕事をすべきです。
当たり前です。残業代が出ないとか、ハードワークだとか文句いってはいけません。
将来ための勉強ですから。一見「悪環境」、「過酷な状況」ほど修行になります。
逆に、そんなことは望んでない、という方は「従業員目線」も良し、と思います。
全員が従業員目線では会社が潰れるよ、なんてコメントする方もいましたが、それは「極論」です。それは従業員の使い方が下手な経営者の問題です。
ただ、どうもこの文章を読んで納得いかないというかズレを感じる点があります。
それは、
「従業員目線」」でいく場合重要になってくるのは、ある程度「会社が好き」なことだと思うのです。「忠誠心」とまでは言いませんが、そのカケラくらいないと「従業員的働き方」というのは成り立ちません。
どこかに会社に対する「感謝の気持」がないとダメな気がします。
「やりがい、とか言われると困るけど、まぁこの会社好きなんだよね」
というのが、竹村の思う「従業員的働き方」ですね。
そういう人だったら上から見たら「使いやすい」ので仕事は無くならない。
パート・アルバイトではなくて「社員」として価値あると思うのです。
あとひとつ、この文章を読んで思うのは、
「会社は社員を安い給料で使うほど儲かる」
これは誰でもわかる理屈、「正論」ではあるのです。
だからこそこれを振りかざしてはいけませんね。
「正論」というのは正しい論、というより
「それを言っちゃおしめぇよ」
という面があるからです。
だから、この「正論」を逆にいく、
「従業員を大切にし(金でも金以外でも)報いる」会社は伸びますし、
「給料以上に働く社員」は伸びる
なんて考えますね。
本日はこんなところで。
今年もきっかりあと二週間、ですね。
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