竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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真っ赤な口紅、都立高校志望者減で「景気回復の兆し」の中、外食の「人不足」は深刻!

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こんにちは。 農薬混入問題は容疑者特定できたようで何より、竹村です。 ただ、昨日の報道をみているとマスコミ的には何とかアグリフーズ社の雇用の問題に犯行の原因をもってきたいようです。手当が削られた、ボーナスがカットされた等の内部文書などが続々出てきて、「いつかは誰かがやると思ってた!」なんて証言する声も取り上げる。 マスコミ的には面白いのでこうなるんでしょうが、ここ数年の景気低迷期に手当が無くなる、ボーナスが減るなんて会社は普通、なわけです。従業員、パートのおばさんが「これはヒドイよ」と言いながら働くのも「普通」とまでは言いませんが良くある話でしょう。 それを、 「いつかは誰かがやると思ってた…」 なんてところだけ強調しては、工場生産品で口に入れるものは全て危険がある気がしてきます。 普通は会社にどんなに不満があろうとこんなことしません。 そういうことではなくて、世の中には、  少々イカレタ人 というのが一定割合いるわけで、そんな人に犯罪行動をさせない仕組みをつくることしかない、と思います。 今回のケースで言えば工場への出入りのチェック、生産ラインの監視を厳しくする、以外に方法はありません。 さて、今日の日経本紙朝刊では資生堂の前田会長兼社長のインタビューがなかなか面白い。 化粧品市場とアベノミクス 「赤」人気、脱デフレ映す 「真っ赤な口紅」がグンと売れてきた そうです。 その前に「高価格帯の商品が売れてきた」ということも話してますが、「真っ赤な口紅」のほうが面白いですね。

「ピンクやローズは同じく赤系でも落ち着いていて、無難な色。そうではなくて漆のような鮮やかな赤の商品が動き出した。1980年代後半のバブル時代にも同じような傾向があった」

「真っ赤な口紅」は、 気分がのっている時 自己主張が強くなってきている時 でないと使いにくい色だそうで、これは「景気回復基調」を示すものだと。 女性は気分がのってくると自己主張が強くなるのか?、いやそんな事は言ってないか、など考えてしまいますが、、ここらへんは、素直に女性消費のプロフェッショナルである資生堂のトップの見解を信用しましょう。 個人的には「恋愛」的なものも大きく関係する気もしますが、それも広い意味で言えば「恋愛市場」が活発になってきた、ということからの消費拡大、です。ちなみに高齢者が恋愛しまくるか、中年が不倫しまくれば、消費税なんて上げなくてすむ、というのが渡辺“失楽園”淳一先生の説です。一理はあるでしょう。 変な方向にいきそうなので、他の記事に目をやると、ここにも! このブログでも何度か取り上げている、月曜日の「教育面」の連載コラム。 ここでも塾経営の現場からの「景気回復」の兆しが書かれてました。 都立志望率 7年ぶり低下 進路選び 景気回復映す 本文から引用すると、

 卒業予定者数に対する都立志望者の割合は昨年の71.5%が今年は70.7%となり、0.8ポイント低下。その分、私立等(国立や他県の高校を含む)の割合が上昇した。当時は3人に2人程度だった都立志望者はリーマン・ショック以降増え続け、昨年は中3女子の約4人に3人が都立が第1志望だった。都立志望率の低下は、リーマン・ショックからの立ち直りを意味しているといえそうだ

1ポイントの減少、といえば小さい気がしますが、都立志望率が下がったのが「7年ぶり」となれば統計上は大きな意味が有りますね。 そんな「景気回復の兆し」、フランチャイズではどうなんでしょうか? たまたま、飲食FCを20店舗以上経営する親しい社長様から電話をいただいたので、そのへん聞いてみると、去年前半はサッパリ変わらなかったけど、秋くらいから少し底上げ感はある、との事。 ただ・・・ そんな事より、 「アルバイトが集まらない」 という問題で頭がいっぱい、だそうです。 「売上を上げる」よりも「人が集まらない」方が頭が痛い、これが本音のようです。 この悩みも特に「外食」ではアチコチで聞きますし、求人誌の担当者の方に聞いてもホントにそうだ、と。 都内のコンビニなんかもどんどん外国人ばかりになってるようで、どこまで行くのか、という感じです。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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