いよいよ再来週日経FCショー!今何故「マック原田会長」講演???
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
天気予報はよい方にはずれ今夜の雪予報は解除、竹村です。
ただニュースを見るとまだまだ孤立化地域は多く、早めの復旧を祈るばかりです。
さて、電車内でこの広告を発見。
再来週ですね。
史上最高の展示社数、史上二位の来場社数だった、昨年比で展示社は上回り過去最高。
おそらく、来場者も大きな天候の崩れ、が無ければ昨年を上回るのでは?と思います。
それはある意味当然な話で、このフランチャイズショーがどんどん「個人起業」中心のFC展示会になってきているから、ですね。
正直10年前、15年前は今とは違い「法人加盟」がメインのFC本部のほうが多かったのです。
それがどんどん「個人化」しているので、出展社も来場者も増えるはずです。
初期投資1000万以下でできる「軽く小さい」FCがどんどん増える傾向は変わりません。
で、この広告で驚いたことがあります。
それは、
「マクドナルドの原田会長の講演」
を目玉に持ってきていることです。
普通に考えれば、全く解せません。
止まらない業績悪化の責任を取る形で「引退」を表明して、フランチャイズショーでの講演。
その「業績悪化」の一因には「直営店のフランチャイズ化の失敗」があるとも分析される中、フランチャイズショーでの講演。これは主催者側へも???です。
まさか、あの原田さんが日経ビジネスの「敗軍の将兵を語る」みたいなテーマで話す、わけないと思いますし。
マクドナルドの業績悪化は「FCシフトへの移行の失敗」ということについては、この記事が詳しいです。
マクドナルド、原田体制の完全なる終焉>東洋経済オンライン
FC店の比率は2007年末の28%から2013年末には68%となっており、これを推進したのは原田さんですから、 「原田さんの推し進めたFCシフトが間違いだった」 と指摘されても仕方ない状況ではあると思います。 原田さんが様々なところでフランチャイズについて語られていることをから判断する限り、「フランチャイズ」についてわかっていない、ということは無く、むしろフランチャイズビジネスの「本質」をとらえている、と思っていました。天才的なマーケッターである原田さんがフランチャイズという仕組みをどう料理するのか、本当に期待していたのですが、残念ですね。 やはり、イケダハヤト氏流に言えば「効率主義の中でFCを利用しただけ」ということになるのでしょうか。 そんな話がフランチャイズショーの講演で聞けるのか? そういう意味では興味津々、ではあります。 本日はこんなところで。性急なFC化は収益の底上げと人件費などのコスト削減をもたらしたが、一方で土台を支える現場力は低下傾向にある。