竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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スカイマークのミニスカ、ビットコイン、日本の「名ばかり管理職」を考える

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こんにちは。 明日から3月、今日の気温は17度!とか、竹村です。 本日は久しぶりにニュースレビューをいきましょう。 まずはコチラ。 これは文句なくイイのでは!? スカイマークはかなり存亡の危機であるわけで、そこからの「勝負」なんですからこの位の話題性のあるチャレンジしてくるのはわかります。 当然こんな記事も出ますが、それは「話題づくり」の想定内のはず。 スカイマークのミニスカは「セクハラ誘発」? 客室乗務員「連絡会」が「見直し」求める

「スカート丈が短いと人目を気にしながら乗務せねばならず、保安任務に集中できない。緊急時にシューター(滑り台)を降りる際にケガをするリスクも高まる」

それはそういう事もあるでしょうが… 「1970年代にはJALのミニスカを組合が問題視」とありますが、それは時代が違う、ということでしょう。 着るほうが嫌がるならともかく、コレを着たいっ!という若い方は多いはずで、喜ぶ、これでスカイマークを選ぶお客さまが多くいるわけですから商売としてGJでしょう。 営業的にはこのミニスカ効果で「早割」が秒速で完売した、とのことで成功してますし。 さて、次にコチラ。 ビットコイン、規制の是非検討 取引所停止で政府 >日経デジタル ビットコインについてはこのBlogでも一度書きましたが、元来「こういったリスクはある代わりに何倍、10倍のリターンも」というネット上の仮想通貨だったはず。 ただ今回の事件?で少々気になるのは、 「自己責任だとは思いますが、まさかマウントゴックス社が…」というコメントをする方が多いことですね。 ビットコインはリスクは大きいが、その中で大手のマウント社を選べばリスクは低い、という思考なのかもしれませんが、その考え方に根拠はありませんね。「信頼できる大手」というのは年月を重ねた「信用」から判断されるはずであり、ビットコインにそんなところはない、ということです。 あと、本日の日経本紙朝刊のコチラのニュース。 日本の管理職、年収「割安」 中国・タイを下回る これは記事の解説で抜けてるところがあると思いますね。 それは、 日本には名ばかり管理職が多すぎる ということです。 「年功序列」と「安定雇用」の名残り、ですね。 部下がいない課長、自分ひとりの部の部長とかいるわけで、そんな「部下を管理していない」管理職に役職だけで高い給料が出るわけありません。 部下のマネジメントがなければ自分の仕事の「成果給」で給料は判断されるわけです。 「転職」の面接において課長以上の役職を書いていけば、まともな会社なら必ず「マネジメントしていた部下の数」は聞かれるでしょう。そこで「以前の会社は少し特殊な組織で…」なんて言い訳しても、相手は「マネジメント未経験☓」と判断するはずです。 今後会社という組織の中では、 「昔なら部下5人使ってやってた業務量をITや外注で効率化し1人でこなす」だから給料が高い という社員が増えていくはずです。 「会社」に勤めるなら上のようなスーパー社員になるか、あるいは10人、20人という社員をマネジメントできる「管理職」にならなければ、年収800万なんて無理、おそらくそのうち600万だって無理、になるでしょう。 最後に、 昨日ふと本屋で目にとめて買ったこの本がなかなか良い内容で読みふけりました。
偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
(2014/01/10)
ダンカン ワッツ

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専門家の予測は当てにできず、 歴史は教訓にならず、 個人や作品の偉大さから成功は測れない。 という、結構身も蓋もない内容ですが、これが「過去の延長に未来はない」というアタリマエのことがしっかり見えてきます。 近頃読書はKindleが中心でしたが、やはりたまには「本屋」にいって「匂い」を放ってる本を手に取らないとダメですね。 本日はこんなところで。