竹村義宏のフランチャイズBlog

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ジェフ・ベソスの説く「才能と選択の違い」とは!?

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こんにちは。 いきなりステーキがまだ腹にもたれてます、竹村です。 さて、本日はネットで少し話題になっているこの動画を。 日本語訳はコチラから Amazonの創業者ジェフ・ベソス氏の母校・プリンストン大学の卒業式でのスピーチですね。 「大学卒業式でのスピーチ」はスティーブ・ジョブズ氏のStay Hungry. Stay Foolish. の名スピーチが有名ですが、このベソス氏のスピーチもなかなかイイですね。 聴いている学生たちに向けての「暖かさ」を感じます。 このスピーチで話題になってるのは、「才能と選択」という考え方です。

賢さは生まれ持った才能ですが、やさしさは選択です。生まれ持った才能とは、言ってしまえば与えられたものなので努力を要しません。その反面、選択をするということ、これは難しいことなのです。気を付けなければ、才能は私達を傲慢にします。そして自分の才能にうぬぼれると正しい選択をすることが出来なくなります。

これを、プリンストン大学を修了して卒業する学生たちに言うから重みがあるわけです。

そこで質問です。皆さんは恵まれた自分だけの才能をどのように使いますか? 才能があることを誇りに思うでしょうか? それとも自分で選択し、自分で選んだ道を誇りに思うでしょうか?

このフレーズから、Amazonのビジネスアイデアを閃き、そこからスタートアップするまでの過程が語られます。ベソス氏くらいでもリスクを取ることにビビり、周囲に相談します。家族に、上司に。 奥様の反応は、

結婚して一年が経った頃でした。私は妻のマッケンジーにこう言いました、「仕事を辞めて、このアイディアに挑戦したいんだ。クレイジーかもしれない。他の多くのスタートアップが失敗しているように、僕も失敗するかもしれない。まったく先が見えないんだけれど、どう思う?」プリンストン大学の卒業生で、今日も二列目に座っている妻のマッケンジーは言いました、「やってみたらいいと思うわ!」。

「やってみたらいいと思うわ!」 これ日本人の奥様の場合、あまりない反応ですね。 会社の上司は、

「ものすごくいいアイディアだね! でもそれは君の仕事を捨ててまでやるべきことなのかな? 仕事に就けない人にとってはビッグチャンスだと思うけど。今君はものすごくいい仕事に就いていると思わないかい?」

(笑)これは良くある応酬話法ですね。 「優秀な部下が辞めると言ってきたら」なんて「マニュアル」にも書いてありそう。 そして、ベソス氏は上司の言葉に従って48時間冷静に考えて、 安全でない道 を「選択」したわけです。 「Hungry」な状況におかれて「Foolish」になって突き進んだ、わけではない。 「安泰を取るか挑戦するか、とても難しい決断」の中、「色々考えた結果、私は安全ではない道を選びました。そしてこの道を選んで本当に良かったと思っています」と結ぶ名スピーチでした。 本日はこんなところで。