竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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やっぱりスゴイ近江商人、「商売人の十訓」は学ぶべきですね

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こんにちは。 Googleが腕時計型の端末の発売を発表しましたね。 SONYの「SmartWatch 」は売れてるんでしょうか?周りでしてる人は見たことないですが…。でもそんなことをいったらKindleだってやっと電車の中でKindle読書をしている人がちらほら見かける程度。そういえば先日初めてiPhoneに向かって「今日の予定は?」と話しかけているビジネスマンをみました。。。 さて、「スクルドエンジェル保育園」をオススメFCに加えてから、やはり街の保育園に目が行くわけですが、ホント、世の中には「預かり所」的保育園が多いんですね。 今日は池袋に行きましたが、北口駅前にこんな保育園を発見! カラオケ・アイフルアコム・DVD鑑賞と同居!ですから…、まさか子ども預けてカラオケしてたり、保育料が払えなくて消費者金融で借りてたり、なんてことは無いんでしょうが(笑)、スゴイ立地です。 便利といえば便利、ではありますが。 「保育園」を含めた「幼児教育」そして「学童保育」については、このところ少々研究しています。フランチャイズとしてはこれから「熱くなる」分野だと思います。 さて、昨日の「営業」についての記事についていくつか質問や反響をいただきました。やはり本部も加盟検討者も双方関心のある分野なのだと思います。 昨日紹介しなかった部分で、ひとつ補足を。 この記事ですね。 「営業史」 です。 営業を学ぶには、昨日紹介した「営業を科学する」という視点から原理原則を学ぶという視点も大事ですが、他のこと同様「歴史から学ぶ」ことも大事な気がします。 「ネットでSNSで営業が大きく変わっている」からこそ、「不易流行」で本質をとらえるのが大事です。 上の記事では、日本の営業史から「富山の薬売り」と「近江商人」を紹介解説。とくに「近江商人」については「三方良し」くらいは知ってても「商売の十訓」が以外に知られていない気がします。 でも、この「十訓」は知っておくべきです。

1.商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり 2.店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何 3.売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる 4.資金の少なさを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うべし 5.無理に売るな、客の好むものを売るな、客の為になるものを売れ 6.良き品を売ることは善なり、良き品を広告して売ることは更に善なり 7.紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。  つけてあげられるものの無い時は笑顔を景品にせよ 8.正札を守れ!値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ 9.常に考えよ、今日の利益を。今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ 10.商売は好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ

どうでしょう。「深い」ですよね。 「江戸時代」からこれが「営業の教え」として注目されていたわけです。 ちなみに近江商人が興した主な企業をネットで調べたら、 伊藤忠商事、丸紅、高島屋、大丸、日本生命ヤンマーディーゼル西武グループ、ワコール… やはりスゴイですね、近江商人。 本日はこんなところで。 明日から大阪出張です。
近江商人―現代を生き抜くビジネスの指針 (中公新書)近江商人―現代を生き抜くビジネスの指針 (中公新書)
(2000/05)
末永 国紀

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