「政策金融公庫からの資金調達」に関する良書です!
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
明日からまた、松本・名古屋の出張です、竹村です。
日本初!授業をしない塾!武田塾の契約、開校がお陰様で順調に進んでおり、少々飛び回ります。
思えば、10年位前は様々なFCの開発で1週間ほとんど出張、なんてこともありました。ふと、当時の「JAL」のストライキなんかの光景を思い出しますね。あんなだったから一度潰れた、と思います。
本日の日経本紙朝刊、トヨタが「ベア減額回答」ですね。
サービス業が軒並み満額、満額以上の回答をしていく中、流石は天下のトヨタ。
今の流れの中で「ベア減額」が100%正しい、とは思いませんが、「これぞトヨタ」とも思うわけです。
先週末、この番組をチラ見したせいもありますかね。
TBS「LEADERS」トヨタ自動車創業者・豊田喜一郎をモデルにSPドラマ
内容については少々オカタイ感じがしましたが、視聴率も20%超えてかなり好評だったようです。このドラマの中でとくに印象に残ったフレーズが、
「商売は資金繰りと根回し」
でしょう。
その財務の突出した内部留保から「トヨタ銀行」と称されるわけですが「なぜその企業姿勢を貫くのか」が今回のドラマ「LEADELS」では伝わったはず。そうなる「歴史」があったわけで、それを時代が変わっても貫いている、ということです。
さて、「商売は資金繰り」という話から、本日は一冊の起業本をご紹介。
この本はイイですね。
これから政策金融公庫から融資を受けよう、という方はもちろん、「起業本」として基礎的に勉強なるところも大です。
とくに第7章の「経営者としての心構え」はかなりイイコト書いてあります。
例えば、
日本政策金融公庫から事業資金を調達して、起業を果たす方法 (2013/09/24) 森崎 竜彦 商品詳細を見る |
として、 「行動力」は「一歩目」ではなくて「二歩目を踏み出すかどうか」 だと説いています。 これは正しい、ですね。最初の行動力はあるものの持続しない方がいかに多いか、これは竹村も実感します。 そして、 「柔軟性」。「これがなければ闇雲に突っ込む鉄砲玉」だとして、「変化できる人間は成長する」という結論を丁寧に解説しています。 「行動力」+「柔軟性」 これは事業成功のために必要なに要素、これは間違いない気がします。 そして肝心の、「政策金融公庫」の融資審査に通るために重要な考え方として、 一番大切な要素は「面談」 であり、 「資料」、例えば事業計画は公庫が指定している「1枚」のフォーマットで充分 としています。 これも、その通りなのです。 公庫申請の方にはアドバイスしていますが、結構多い失敗がExcelで詳しい資料をつくって、公庫のフォーマットには簡単にしか書かず、詳細は添付の資料をご参照、というパターンです。 これは融資を担当する人間の印象をかなり悪くします。 相手の立場にたって考えれば当然なのです。 普段見慣れたフォーマットではなく複雑な表にされて「詳しいでしょ?」と言われても、「熱心ですね」とはとられないのです。「わかりにくい」のです。 そして「言われたとおり」にやらず「自分で勝手にいじくる」のは事業で成功しない人のパターンだ、ということを融資担当者は経験から知っているわけです。 このへんの正しいやり方をその背景、理由ともに丁寧に説明しています。 「良書」です。 本日はこんなところで。私は今まで多くの事業主の話を聞いてきました。 そこで辿り着いた答えは、重要なのは「行動力」と「柔軟性」のように思います。