総本部VSプレナス「ほか弁」裁判ついに終焉!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
自宅マンション近くの桜も満開となりました、竹村です。
竹村が「桜」で思い出すのは「井の頭公園の桜」ですね。
この風景です。
20数年前、吉祥寺本社の東進ハイスクールに勤めていた時代、の桜風景です。
この桜に「想い」が蘇るのには少し背景があります。
当時、「東進衛星予備校」というフランチャイズの全国展開の部署で働いていたわけですが、基本、
2月と3月は休みがない
のです。
休みがとりずらい、とかではないですよ。
1日も休まないので、ほぼ60連勤!です。
人事か総務とかを除いた、何らかの形で「生徒募集」に関わる大半の社員は、ほぼ休みなく働いていたと思います。東進ハイスクールも当時はまだまだ「浪人生」比率が高かったので、ほぼ年間売上の大半がこの2ヶ月で決するみたいな雰囲気、まさに「日々是決戦」の戦場ムードだったのです。
今だったら考えられないブラック企業!的勤務なわけですが、それほど働き者ではない竹村も、この時期「ヒーヒー言いながらもなかなか楽しかった」という思い出になるので面白いものです。
「一丸となってやる戦い」というのは面白いのです。
ただ、それはその「戦争」が3月で終わる、からですね。
井の頭公園の桜が満開になったら勝っても負けても戦いは終わり、です。
で、4月からは世界が変わって呆ける…そのイメージの中での「井の頭公園の桜」なのです。
さて、昨日のフランチャイズ関連ニュースとしてはコレ、でしょうか。
ほっかほっか亭の勝訴確定 フランチャイズ契約巡る訴訟
長かった裁判ですが、最高裁がプレナス側の上告を棄却して、一応終焉でしょうか。
原告側の損害賠償請求額の半額近い金額での決着ですから、被告であるプレナス社にはかなりのマイナスイメージか、と思われますが、そういうこともないようです。
株価もほとんど反応せず。
プレナス【9945】株価推移<Yahoo!ファイナンス
もともとの「ほっかほっか亭総本部」というFC本部が財務的にもノウハウ的にも本部として機能しなくなり、有力フランチャイザー(地区本部)であった、2社が対立。ハークスレイ社が「ほっかほっか亭総本部」を買収したことにより、最有力地区本部だったプレナス社との抗争が始まったわけです。
端的に言えば、「親」がだらし無くて、「親」を超えてしまった「子ども」二人の対立の構図ですね。
そして、力関係で言えば、プレナス社が長男で、ハークスレイ社が次男、でしょう。
お金も実力もある長男は、次男の下ではやらないですよね。
この「ほか弁」抗争は、
本部がフランチャイズというものをナメてかかれば、加盟店が本部を上回る
ということを示しています。
本部がその立場にちょっとアグラをかけば、収益的にも、ノウハウ的にも加盟店が上回るなんてことはザラにあるのです。
本日はこんなところで。