竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「Mr.サンデー」で新垣氏の生活を見て色々考える…

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こんにちは。 三泊四日とかの旅行に行くには猫をどうすれば良いか悩みます、竹村です。 さて、昨日のCX系「Mr.サンデー」でゴースト作曲家である、新垣隆氏のインタビューは興味深かったですね。 新垣氏 佐村河内氏に「感謝」も…「Mr.サンデー」で語る まず、ビックリしたのが自宅の様子。非常勤講師とはいえ名門の桐朋音大で教え、あれだけ人々に感動を与える曲を作る人が、あんな部屋に住んで電子ピアノで作曲してるなんて誰もがビックリではないでしょうか。 「才能・実力」はあってもそれを示す力が極端に弱いんでしょうか。少なくとも「音楽の才能をお金に変える」力は全くない、ということです。 逆に、音符すら読めなくても、「世の中に知らしめて儲ける」力、を持っているのが佐村河内氏、ですね。 佐村河内氏と出会わなければ、新垣氏のつくる曲が世の中で絶賛される可能性は無かったわけですから、その点で「感謝」の気持ち、というのは納得します。 新垣氏は真実を暴露するときの記者会見でも、

「自分が作曲した作品が、映画音楽であれゲーム音楽であれ、多くの人に聴いてもらえる。その反響を聴くことができる。そのことが純粋に嬉しかったのです」

と語っていますから。 そう考えていくと、この「事件」はビジネスの視点からみても面白い、学ぶべき所がありますね。 「価値」というのは世の中とつながって、知られて、拡がって初めて「価値になる」 ということです。 「作曲」というのは「沢山の人に聴いてもらいたい」というのが原点としてあるのかと思ったら、新垣さんみたい人もいるわけです。 また、佐村河内氏は人間性としては「悪人」であると思いますが、この「自己プロデュース力」はスゴイ。 プロデュースというのはやはり「嘘」的な要素を含んで進んでいくものだ、と今回の事件をみて思います。 ベンチャー的なビジネスは「大風呂敷を広げてそれにつめていく」という行為に例えられます。この「大風呂敷を広げる」という時点では大いに「虚」の要素を含んでおり、それを「実」として実証していくのがベンチャービジネス、です。 虚業を実業にする のがベンチャーです。そうやって「新しい市場」「新しい業態」は生まれます。 ソフトバンクの「つながりやすい!」なんて全くの「虚」なわけです。少しはマシになってきたかと思えば、「つながりやすさナンバーワン!」とさらに風呂敷を広げる。 それがソフトバンク流、です。 佐村河内氏は子どもの頃から「ウソツキ」だったようですが、「嘘を見事につく能力」はあるわけです。ここに「人間性」が備わっていれば… 新垣氏にもう少し「世の中とつながる」術を教える誰かがいれば… そんなことを考えますね。 本日はこんなところで。