マルタイの棒ラーメン、赤字を熱烈ファンが助ける、という話
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
昨日の理研、笹井センター長の会見はいただけません、竹村です。
ただ、権威あるエライ方のようなので組織とご自身の将来を考えた場合は、ああなる、のでしょう。
どこが気に入らないって、一言で言えば「完全な責任のがれ」ですよね。冒頭で深々と頭を垂れて「お詫び」しながら、結局は「最後の段階で頼まれて共著者になった」「小保方氏はリーダーなので細々指導はできない」ということで、要は自分の関与度が低いことを強調、指導責任も放棄、という感じで。
しかしIPS細胞山中教授のライバル、と言われるほどの実力者ですから、少なくとも「責任をかぶる」わけにはいかずこんな言い方も仕方ない、のでしょう。
が、だからこそ「全責任は私に」なんてサプライズフレーズを少しだけ期待したわけですが、そんなこと言ったらマスコミから「やっぱり小保方さんとデキている」と集中砲火でしょう。くだらない、ですね。
さて、ネットで結構盛り上がってるこのニュースは面白いですね。
「棒ラーメン」のマルタイ、赤字拡大 「箱買いで支援だ!」熱烈ファンが動く
食べたことはないですが、スーパーの棚なんかでは見かけてました。
ネット上の反応をみると、かなりの「ファン」がいるようで。
「箱買いします!」宣言や
「俺が買い占めるから、誰か追加注文をスグ!」
みたいな盛り上がり(笑)
このところ結構全国でこの「棒ラーメン」が市場拡大しファンをつかんでいたようです。
ただ、記事によれば、
ということで、14年3月期の通期業績予想について、13年5月の時点で4億5000万円としていた営業赤字が、1億4000万円ふくらんで5億9000万円という見通し
という修正理由、です。増生産のための工場建設があり、円安も大きく影響しているでしょう。 実はこういうケースは企業としては結構「危ない」んですね。 売上が伸びて、業績が伸びてきて、 更に伸ばそうと、「設備、人材、営業経費」を増やす そこで「急成長のためのコスト」をかけている最中に、ヨミが狂って売上予想が下がる、ということが起きると一気に経営は窮地に追い込まれます。 フランチャイズでも結構こういうケースはみてきました。 加盟数が50、100となってくると「スーパーバイジング体制の充実を図る」というような方向で、社員の大量採用を行う、責任者として給料の高い人材をつれてくる、みたいな形で「本部が大きく」なる。加盟金が次々に入ってきている時はそれでなんとかなりますが、加盟金はあくまでもスポット(一時的)収入です。 そこをはき違えて、 成長段階から急成長のステージでズッコて、急降下する という例はかなりありました。 本部としては「長期事業計画」で必ず認識しておくべき点だと思います。 本日はこんなところで。13年1月に稼働した福岡工場などの建設に伴う減価償却費の大幅な増大、海外で棒ラーメンの売り上げを伸ばす一方で皿うどんやカップめんが伸びず目標とする売り上げ拡大が達成できなかったのに加え、営業経費が増大して損失額がふくらんだためとしている。