「時給が上がってもアルバイトは集まらない」理由とは!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
今晩は「弱くても勝てます」観てみようかと思ってます、竹村です。
先週は観忘れました。
さて、本日は日経記事からコチラ。
アルバイト時給上昇 3月0.6% 首都圏>日経本紙記事
このブログでも何度か飲食FCなどの「採用難」について書きましたが、昨年から「危機感」がひろがり、その流れは止まらない印象です。
ただ、この本の中で「学ばない・働かない」という状況は分析されてますが、その状況を変える処方箋、は書いてありません。
今思えば、ホリエモンが脚光を浴びた2005年あたりに大きなターニングポイントがあったと思います。あんな事件にしなければ時代に別の展開があったかと…
ま、そんなこと言っても考えても意味ありません。
若者は若者、まずは昔のバブル世代が「そうよバブルよ!」と啖呵きって消費するところから、ですかね。
本日はこんなところで。
経営者の集まりでこの話題になると、 「まだ好景気なんて状況でもないのに人手不足なんてオカシイ」 という意見が出ます。 今起こっているこの問題のベースには、 若者が働かない ということがあります。 「フルにシフトに入って月10万、15万と稼ぎたい」みたいな大学生は確実に減っているのです。 上の記事にも、外食産業の人手不足は深刻だ。十分な人員を確保できないため、ワタミは運営する居酒屋の全体の1割に当たる60店舗を2014年度内に閉鎖するほか、ゼンショーホールディングスは14年に入って牛丼店「すき家」の一部店舗の一時休業を強いられた。
とありますね。 「疲れて働いてまでお金が欲しくない」という層がどんどん増えていることは間違いないでしょう。 この背景には、 「お金を使わなくてもタダで楽しく過ごせる」という術を今の若者たちは持っている、ということがあります。 「自分一人の時間スマホで無料ゲームで過ごす」とかは当然として、女の子との「デート」も自転車で公園に行って、ベンチに座って家で作ってきたサンドイッチとか食べている。そんな「二人の時間を楽しく過ごす」を見せられては、これは「世代の違い」と白旗上げて降参するしか無い気がします。 マルイのカードで24回払いのクレジットを使ってプレゼントを買う、みたいな男より、いつでも公園でデートしてくれる男の方がモテるわけですから、時代といってしまえばそれまでです。 その昔、竹村が大学生時分だたっと思いますが、 当時「なんとなくクリスタル」で文学賞をとりデビューした田中康夫氏が、 「クレジットカードは経済のホームラン王。欲望のために先に大金を使わせて、それを返済するためにその後一生懸命働く、これで経済は伸びていくんだから。」 なんて発言をしていたのを思い出します。 今の堅実な若者からみたら、それは「バカ」なのでしょうが、やはり消費が増えて経済が伸びる、という意味ではそういう「無理や無駄」があってのこと、と思います。 15年以上前、ギリシャやスペインに旅行した時、その人々の「働いてなさ」に驚きました。みんなのんびり平和にボーっとお金を使わず生活してました。 一緒に行った者は「こんな景色のいいところでこんな生活も憧れる」なんて言ってましたが、竹村としては「3日で飽きる」と強く思いましたね。 やはり、10年以上前に話題になった、内田樹氏のいうところの方向性に進んでいるようです。大学生も拘束時間の長い飲食店での接客の仕事を敬遠しがちだ。週末や長期休暇など短期間に集中して稼ぐことのできるイベントスタッフや物流施設の仕事を選ぶ傾向が強まっている。
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