竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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フランチャイズ起業でまず起こる「夫婦問題」について

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こんにちは。 自分の正直な気持ちを包みかくさず語れば物事良い方向に行くというわけではないですよ、かおりさん、竹村です。 上の件は、当人以外にとっては全くくだらない夫婦問題ですが、「起業」における夫婦問題はありますね。 奥様がご主人の起業に反対する という夫婦問題ですね。 「フリーで稼ぐ」系の著作で有名な中山マコト氏が、ブログだけで生計を立てている立花 岳志氏との対談で、独立の際の夫婦問題について語っていて面白い。 会社だけに頼らず、自分の人生に主導権を持って生きる>日経Bizアカデミー

そんな状況だったので、当時妻には何も相談していませんでした。もちろん、僕のこういう気質を理解して結婚しているので、会社を辞めようとしていたことも気づいていたはずです。正式に「こういう条件つきで辞めたよ」という話をしたときは、「あなた、一家心中しようとしているのね?」と言われましたね(笑)。

そこから、 「なんとかなるよ」「ならないわよ」という悲壮的な会話が続く期間があったそうですが、最終的には通帳に振り込まれる金額をみて、奥様も「なんとかなる」と思ったよう、と当時を思い出されています。 ただ、その後、どうなったか?というと…

(奥様に対して)「仕事に口を出すな!」という人もいるけれど、あれはサラリーマンだからこそ通用すること。サラリーマンは給与明細に30万とか40万とか書かれていても、基本的に毎月同じ金額だし、この月は頑張っていたかサボっていたかなんて他人から見たらわかりません。でも、独立したらどんどん家族に仕事の話をしていかないとダメです。  僕は独立当初、よく妻に仕事を手伝ってもらいましたね。たとえば、僕が手書きで作ったものを入力してもらったり、さらにはその案件の請求書を作ってもらったり。それで入金予定日に彼女も一緒に口座を確認して、「このお金、あのとき手伝ってもらったのだよ!」と伝える。グッとリアリティがわくでしょう。

こんな感じなんですね。 これまでの「フランチャイズ起業」を見てきて、こういうパターンは多いです。 起業には大反対、だった奥様が起業したらかなり手伝ってくれて、家庭としてのコミュニケーションがサラリーマン時代に比べて円満になる。ビジネスとして戦力となる、というケースは多いのです。 ただ、「起業を大反対」している状態の時に、「説得」を試みてもダメなケースは多いわけです。「大丈夫だ」という話は「儲けられる・稼げる」という話になり、それを上手に説明すればするほど「そんなにうまくいくハズない」どころか、「騙されているんでは?」となるのが「女性」なのです。 「このままサラリーマンを続けていても給料は上がらない、生活のためだ」なんて話をしても「下がってもいい、私が働く」みたいな話になります。 大きな収穫より小さな安定状態の維持を望むのが、生き物としての女性の「本能」なのです。 あまりに反対される。コチラの話を聞いてくれない、となると頭にきて「勝手に進める」という方も出てくるわけですが、ここはグッと我慢です。奥様に何も伝えずに進めていくというのは後々「大きなストレス」がかかることが多いのです。ここは「起業成功のためのひとつの修行だ」と腹をくくしましょう。 竹村は「奥様が反対だ」というケースでは一般的なアドバイスとして、 「説得して賛成してもらう」というゴールではなく、「認めてもらう」と「諦めてもらう」の中間を目指して、様々なことを「報告する感覚で相談」してください と伝えています。 背筋を伸ばして起業に向けて準備をし、その姿が日々「イキイキ」してくれば、それは奥様に伝わって「少しだけ」態度が変わります。 そこを目指すべき、ですね。 本日はこんなところで。